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Honda、マイクロモビリティ「Honda CI」の実証実験で交通事故ゼロの社会を目指す

2024年02月10日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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一般向け自動走行実証実験を開始したHonda CI マイクロモビリティ

 Hondaの研究子会社である本田技術研究所は、2月より茨城県常総市にて、独自のAIである協調人工知能「Honda CI」を搭載したHonda CI マイクロモビリティの一般向け自動走行技術実証実験を開始しました。さっそく体験してきたのでレポートします。

◆交通の便がいいアグリサイエンスバレー

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常総市アグリサイエンスバレー事業エリア(常総市ホームページより)

 実証実験が行なわれているのは、圏央道・常総インターチェンジすぐにある「アグリサイエンスバレー常総」。ここ1~2年で、道の駅常総やTSUTAYAブックカフェ、国内最大級のイチゴ農園「グランベリー大地」といった大型施設がオープンした、常総市肝入りの施設です。中でも道の駅常総は、昨年オープンしたにも関わらず、全国で5指に入る年間来場者数を記録したのだとか。

 さらに「アグリサイエンスバレー常総」では、今後国内最大級のミニトマト栽培施設のほか、温浴施設、そして物流センターがオープン予定とあって、現在最注目のエリアです。ちなみに東京からだと常磐道・谷和原ICから一般道を経由で90分程度。ちょっとしたお出かけにピッタリです。

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TSUTAYAブックカフェの一角にHonda R&Dのブースが設けられている

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搭乗型マイクロモビリティ「CiKoMa(サイコマ)」とマイクロモビリティロボット「WaPOCHI(ワポチ)」

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場内の様子

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 Hondaはこのエリアで自動走行をする搭乗型マイクロモビリティ「CiKoMa(サイコマ)」と、オーナーを先導または追従するマイクロモビリティロボット「WaPOCHI(ワポチ)」を各2台用意。一般の方に使っていただきながら、ユーザーの要望を集めつつ研究開発を推進するとのこと。そのため、TSUTAYAブックカフェのある建物の一角にブースを構えての展示スペースも用意する力の入れようです。

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本田技術研究所 先進技術研究所 知能化領域 エグゼクティブチーフエンジニアの安井裕司氏

 しかし、「なんで常総市なの? 協調人工知能Honda CIって何? Hondaは何がしたいの?」という疑問が。そこで、プロジェクトをけん引する本田技術研究所 先進技術研究所 知能化領域 エグゼクティブチーフエンジニアの安井裕司さんにお話を伺いました。

◆廃校になった教習所が自動運転とAIの開発コースに

 まずは、なぜ茨城県常総市で実証実験をするのかという点から。本田技術研究所は埼玉県の和光市と朝霞市、そして栃木県芳賀郡にあり、道の駅なら「道の駅もてぎ」が最も近いのでは?

安井氏「私たちは2016年頃からマイクロモビリティだけでなく四輪の自動運転の研究をやっています。公道に行く前に安全面をしっかり担保したいということで、クローズドコースを作りたかったのですが、それだと2~3年はかかってしまいます。そこで廃校になった教習所を探していたら、常総市にあるとのこと。そこで市役所と今の市長さんにお願いをして、自動運転、AIの研究のために使わせてほしいとお願いしました」

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本田技術研究所 先進技術研究所 知能化領域 エグゼクティブチーフエンジニアの安井裕司氏

安井氏「教習所を借りる時に、市長さんからアグリサイエンスバレー常総の構想を伺いまして、そこで実証実験をやってくれないか、という提案を受けました。そして、私たちもずっと準備をしてきて、今日を迎えたというわけです」。

 Hondaとしては、テストコースが使えるうえに、行政の後押しが受けられる。常総市としては実証実験が観光資源にもなる。こうしてWin-Winの関係が構築できたのだとか。ちなみに常総市以外の自治体にアポをとったことはないそうです。

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