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アスエネ、欧州電池規則に対応したソリューション「Asuene Batteries」

 アスエネは1月10日、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」で、「欧州電池規則」に対応した包括的なソリューション「Asuene Batteries(アスエネ バッテリーズ)」を提供開始したと発表した。

 EUでは、2023年8月17日にバッテリー製品による環境負荷を減らすため、バッテリー製品の原材料調達から設計・生産プロセス、再利用、リサイクルに至るライフサイクル全体を規定する電池規則が施行された。

 欧州電池規則は2024年より蓄電池の製造業とサプライチェーン企業に順次適用される規則。バッテリー製品のライフサイクル全体を対象とし、CFP(カーボンフットプリント)の表示義務や、資源採掘・精錬工程における責任ある材料調達(人権・環境デューデリジェンス)、リサイクルに関する規制なども含まれている。

 欧州委員会は、蓄電池の製造業とサプライチェーン企業に対し、2月18日までにEV車用電池について、2025年2月18日までに産業用二次電池についてのCFPを算定、報告をしなければならないと定めている。

 日本企業のサプライチェーンがグローバルに拡大していく中、本規則は、蓄電池を取り扱う企業において多大な影響を与える可能性があるという。具体的には、蓄電池を使用している製品のCFP開示や、資源採掘や製造工程で責任ある材料が調達できているかなど、人権・環境DDに対する開示も求められるという。

 今回のAsuene Batteriesは欧州電池規則対応のための包括的ソリューションで、本ソリューションの提供を通じて、欧州電池規則にかかる、CFP算定から人権・環境デューデリジェンス対応までをワンストップで支援するという。

■各サービスについて

アスエネ:CO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援する

アスエネESG:企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォーム

※記事中の画像に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします(1月18日更新)

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