他業種コラボから海外スタートアップとの連携まで CEATECは多様な共創のあり方を示し未来を描く展示会へ
CEATEC 2023 レポート
水中光技術で潜水ドローンを進化させる
水中光技術で日本が世界をリードしていくことを目的としたALANコンソーシアムと、日本水中ドローン協会が共同出展。実際に海洋ビジネスで活用されている水中ドローンを展示。水中や海中は電波が届かないエリアのため、空陸以上にドローンの活動が難しいエリア。そのため水中光技術での管理やコントロールが注目されている。
またパルス状の可視光レーザを用いたLiDARを使って、水中の物体の大きさや構造を立体的に検知する「水中モニタリング」を展示。現地では、水槽内に設置された模型をLiDARスキャン。ディスプレーに検知した立体構造を映し出すデモをしていた。
リアルハプティクスで匠の技術継承を目指す
慶應義塾大学ハプティクス研究センターは、触れたり押したり、握るといった動作を遠隔で行なう際に、物の感触を感じ取って人と同じように絶妙な力加減を行える技術「リアルハプティクス」を展示。
このリアルハプティクス技術を今後さらに進化させていけば、建設現場での力仕事や、医療や伝統工芸といった手先を使った繊細な作業に利用可能。また、その動作情報を記録し再現できれば、技能の伝承にも活用できる。