このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第366回

ダイハツ「アトレーデッキバン」は趣味性が高くて維持費も安い

2023年09月17日 12時00分更新

文● 矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アトレーデッキバン

 クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、ダイハツ「アトレーデッキバン」についてレポートします。アトレーデッキバンは、街の小さな電器店の配達用に、冷蔵庫を立てたまま積載できるようにと開発されたのが始まりの軽乗用車! 昨今では、趣味のクルマとして使う人も多いようです。ということで、使い勝手をあけすけにお伝えしていきたいと思います。

ダイハツ「アトレーデッキバン」はこんな車

 荷室に相当する部分を荷台にした、小さなトラックというイメージをしていただけると分かりやすいと思います。軽商用車なので、維持費が軽自動車よりも安いというのがうれしいポイント。たとえば、自動車税は1万800円から5000円(営業用だと3800円)に、商用車は通常1年車検となりますが、アトレーデッキバンは普通の軽自動車と同じ2年車検になります。ただし、任意保険はちょっと高めに設定されています。

 そんなアトレーデッキバンの使い勝手を見てみましょう。

ダイハツ「アトレーデッキバン」の主なスペック
サイズ 全長3395×全幅1475×全高1890mm
ホイールベース 2450mm
車重 960~1000kg
エンジン 658cc 水冷直列3気筒ターボ
最高出力 64PS(47kW)/5700rpm
最大トルク 91N・m(9.3kgf・m)/2800rpm
価格 191万4000円~206万8000円

◆アトレーデッキバンの魅力 その1
◆外装&内装デザイン

 グリルを真正面から見たら……ガンダム感があってカッコいい! メッキがワンポイントであしらわれていて、ギラギラしていないのも◎。さらに、ボディーカラーがカーキなので、ミリタリー感が増して軽乗用車とは思えないほどオシャレです。

 デッキバンなので荷室部分の屋根がない分、プリッと尻尾が生えているようで可愛いですね。お値段は190万円からで、似たような車種である「ハイゼット」よりも40万円くらいお高いですが、商用車感が……という方や、快適機能が備わっている方が良いという方にオススメです。

 リアにさりげなく付いた樹脂の黒色のパーツのおかげで、無骨で男らしい雰囲気に。窓下にある剥き出しの凹凸&剥き出しのボルトもレゴっぽくてGoodでした。

 ドリンクホルダー&エアコン送風口が四角基調のデザインになっていて、内装はThe・シンプルといった感じでした。

◆アトレーデッキバンの魅力 その2
◆天井の高い居住性

 窓が大きいので、開放感が◎。ですが、ガラスにスモークがかかっているので外から見えず、車内で着替えもOKです。それではシートの質感を見ていきましょう。

 シートは薄めで、前後スライドのみ。前にはかなりスライドしますが、後ろには少ししかスライドできないので、窮屈と感じる人はいるかもしれません。

前席のリクライニング角度はこれが限界です

 158cmの私が運転席に座ると、ヘッドクリアランスは拳8個分くらい。ちなみに、ハンドルはチルト&テレスコはありません。後席シートも前席と同様に厚さがないので、普通の軽自動車の座り心地と比べると微妙です。ヘッドクリアランスは拳7個分くらいあり、かなり余裕があります。

前席を一番前まで出すと、膝から前席のシートまでの距離は拳4.2個分くらいあります

気になったのは、後席のヘッドレストです。調整ができず角度がついているので、首が前に曲がってしまいます

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ