堀った溝を削って広げる新技法
Sculpta
こうした問題に対する解決策として今年2月末から3月頭にかけて開催されたSPIE Advanced Lithography + PatterningというイベントでApplied Materialsが発表したのがCentura Sculpta Patterning Systemである(長いので以下Sculpta)とする。
“Pattern-Shaping Technology”とされるこのSculpta、要するに「EUV露光+エッチングで堀った溝を広げる」仕組みである。例えばダブルパターニングの例の写真にあるような溝を作る場合、まずは同じように横方向の溝に加え、縦方向の配線も同時に構築する。
ただそのままだと縦方向の配線が太いままである。そこでSculptaを使って縦方向の配線を細く削り込むという仕組みだ。
同様にダブルパターニングの例の写真にあるような楕円穴の場合、まず小さな穴を規定の位置にEUV露光+エッチングで空けたうえで、その穴をSculptaを使って広げることで、高密度な穴の実装が可能になる。
この削り込み作業、Applied Materialsが公開した動画の1分44秒あたりからを見てもらうとわかりやすい。
これは空けた穴を広げる手順を示したものだが、EUV露光とエッチングが終わった後のウェハー全体に対して、「ピンク色の怪光線」を当てると穴がどんどん広がっていく様が示されている。これにより、EUV露光→エッチングを1回で済ませられる、というのがApplied Materialsの主張である。
この「ピンク色の怪光線」はなんだ? という話はApplied Materials自身は一切公開していない。可能性として考えられそうなのは2種類ある。1つはeBEAM(電子ビーム)だ。
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