困ったときの「鍵」頼み! 探索・調合・戦闘なんでもござれ
本作の新要素にして核心的システムである「鍵」。これは各地のランドマークや敵を弱らせてから作成するもので、どんな効果があるのかはランダムで決まる。
キャラクターに装備させると効果を発揮する「シンボル効果」、特殊な宝箱や結界を開けられる「アドベンチャー効果」、調合の結果に影響する「シンセサイズ効果」、戦闘中に一定時間強くなれる「バースト効果」の4種類が存在する。
『ライザ1』からのファン向け展開が強いストーリー
ストーリーやキャラクターの描写については、前作からの知識がない筆者にとってさすがに「置いてけぼり」な印象を受けた。一応、『ライザ3』のタイトル画面から選択できる『ライザ1』『ライザ2』の「Prologue Movie」も見たし、島の成り立ちなど最低限の前提知識は得られたと思うが、やはり『ライザ3』からプレイすると、ここだけは楽しさが十分に味わえているとは言いがたい。
また、「秘密」シリーズは、なんてことない農家の娘ライザが、誰からも認められる立派な錬金術士として大人になっていく成長物語でもあったのだとうかがえる。仲間たちの成長にもたびたび言及されており、「キャラクターの成長」は非常に重きを置いている部分と思われる。
しかし筆者にはビフォーの知識がないので、アフターの成長度合いが図れない。そのことを考えると、『ライザ3』からプレイするのは少々、いや非常にもったいない体験をしていると言えるだろう。
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