元気がもらえる系の主人公ってイイよね!

探索に夢中で走りっぱなし!『ライザのアトリエ3』シリーズ初見プレイレビュー

2023年04月29日 11時00分更新

文● Zenon/ASCII

調合は直感的でわかりやすい!

 探索で素材アイテムを採取してきたら、お次は「調合」だ。本作ではマテリアル環という枠のなかに材料となる素材を入れることで実行可能。最低限必須の枠を埋めたら、あとは追加素材を入れて品質や付加価値を高めていく。

気にしなければならないのが「属性値」。枠の下に表示されているマークがそれぞれ「火、氷、雷、風」の属性を示しており、次の効果発現までにいくつの属性値が必要かが一目瞭然となっている

序盤のうちは素材の投入回数も少なく、すべての効果を発現させることはできない。ゲームを進めると投入回数を増やせたり、1つの素材で一気に属性値を稼げたりするようになる

 「アトリエ」の調合システムは副題となる「●●」シリーズごとに大幅な刷新が図られる(本作なら「秘密」シリーズ)。そのため、前作をプレイしていない筆者にとっては初のマテリアル環を使った調合だった。もちろん完全に使いこなせてはいないしまだまだ底が見えないのだが、比較的わかりやすいシステムだと感じている。

最初の段階ですでにシリーズお約束の超高難度錬金アイテム「エリキシル剤」がリストにあるのは少々ビックリした。これはライザが2度の冒険を経てレシピを習得しているのを指しているのだろうが、当然のごとく素材が手に入らずまだ作れない

 また、一部のレシピはスキルツリーで任意に習得できるシステムを採用。ツリーは上下左右でおおまかな分類分けがされているようで、筆者の見た限りではレシピ系(右)、採取系(左)、調合系(上)、武具系(下)のスキルがそれぞれ習得できた。

 どんな要素を先に解放したいかをプレイヤーに選ばせてくれるのも、「自由な冒険」を楽しめる本作の特徴の一つなのだろう。

筆者は主に左方向から習得。カゴの容量を増やしたり、採取レベルを上げて手に入る素材の種類を増やしたりすることに重点を置いた

 冒険が進むと過去に手に入ったのと同じ素材がたびたび登場するが、スキルを習得すると品質が向上するので、同じ素材でも調合の幅が広がるといった好循環が期待できる。

スピーディーで目まぐるしい戦闘は好みが分かれそう

 武器や調合アイテムなどを準備したら、いざ戦闘だ。調合アイテムはちゃんとメニュー画面から「装備」させないと使えないので要注意。

装備画面。調合アイテムは武器などの下に欄があり、1キャラクターあたり最大4つまで装備できる。ちなみに調合アイテムは消耗品ではなく、戦闘でCC(コアチャージ)というポイントが一定値以上たまれば、何度も使える扱いだ

 本作はシンボルエンカウント方式で、フィールドにいる敵に触れる、あるいは装備している採取道具でスイングするとシームレスで戦闘開始となる。このロードを挟まないスピード感は探索のテンポを損ねないのでGOODだ。

 戦闘はリアルタイムで進行。おおまかには「1.通常攻撃でアクションポイント(AP)を貯める」「2.APを消費してスキル攻撃を行ないコアチャージ(CC)を貯める」「3.CCを消費して調合アイテムを使う」の3ステップで攻めていく。

戦闘画面。情報量が多いので、全部使いこなすのは少々大変。難易度を下げれば上記の3ステップを意識する程度でも戦える

仲間からの「オーダー」をこなせば手軽に連携攻撃をしてくれる。演出がそれぞれカッコよく見応えもあるが、カメラワークがギュンギュン動くので、結構目まぐるしい印象

 また、敵の攻撃にあわせてガードするアクション要素もあるのだが、視界の外から敵が攻撃してくるのでガードが間に合わないことがしばしばあった。ガード要素を無視して攻撃と回復で補うと気が楽になるものの、気が付くと大ダメージを受けてて「ぐぬぬ…」となる。

タイミングよくガードに成功(ジャストガード)するとエフェクトも出てダメージを大幅軽減。メリットも多い

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう