エクシング、離れた相手と一緒にカラオケなどを楽しむための実証実験を開始

　株式会社エクシングは2023年4月5日正午から4月7日午前5時まで、KDDI株式会社、株式会社I'mbesideyouと連携し、異なる飲食店を利用する家族、友人、恋人同士が、離れていてもカラオケや飲食を同時に楽しめる遠隔コミュニケーションサービス「TAP ON」の一般顧客向け実証実験を行う。実証実験はJOYSOUND渋谷道玄坂店（東京都渋谷区）およびJOYSOUND金山店（愛知県名古屋市熱田区）の2店舗のカラオケルーム。

「TAP ON」は、離れた飲食店にいる客同士をビデオ通話機能によりコミュニケーション可能とするWebアプリケーション。iOS、Androidに対応している。「TAP ON」の利用により、同じ空間にいるようにカラオケや飲食を楽しめるとしている。

　利用中に飲食店が提供するフードやドリンクを代わりに注文、決済し、離れている相手のテーブルへ届けることも可能だ。

　実証実験では、該当店舗のカラオケルーム内に設置されたQRコードから「TAP ON」を利用できるシステムとなっている。

　各社の役割は、エクシングが店舗提供および顧客対応。KDDIは実証実験計画の策定、サービス／UI開発。I’mbesideyouは、利用中の映像データから取得する画像、音声に対するマルチモーダルAI動画解析、解析結果に基づくUXフィードバックを行う。

　サービス共創は、スタートアップのテクノロジー・ビジネスモデルと大企業の保有アセットをかけ合わせる事業共創プラットフォーム「KDDI ∞ Labo」を通じて推進。サービスの開発はKDDIの開発拠点である「KDDI DIGITAL GATE」において推進した。「KDDI DIGITAL GATE」は、2018年9月に開設。オープンイノベーション拠点として、スタートアップのアイデアや先進的なテクノロジー、5G実証実験環境、KDDIグループによる技術的なサポートを提供し、次世代技術を活用したビジネス共創を推進している。

　将来的には、全国のカラオケ事業者や飲食店事業者に対してサービスを展開し、「娯楽」領域における遠隔コミュニケーション事業を3社で共創することを検討していくという。

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