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福島県昭和村における「除雪支援システム」実証実験について

PR TIMES

ダイナミックマッププラットフォーム株式会社

ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO 吉村 修一、以下「当社」)は、昭和村役場、NTTコミュニケーションズ株式会社および株式会社NTTドコモ東北支社の協力を得て、当社が開発する「HDマップ」を利用した「除雪支援システム」の実証実験を2023年2月22日に福島県昭和村(以下、昭和村)において実施いたしました。

これまでの除雪作業は、熟練の除雪オペレータの知見や経験に頼っていましたが、近年のオペレータの高齢化や減少という背景から、安全で効率的な作業を行うためのノウハウの承継が困難であるという課題を抱えています。
当社は、この豪雪地帯における除雪という社会課題を、作業ノウハウのDX化により解決することを目指し、自動運転分野で実績がある当社の「HDマップ」と高精度の自己位置推定が可能な「RTK測位」とを組み合わせた「除雪支援システム」の実証実験を行ってまいりました。

昭和村での実証実験



昭和村では幅の狭い生活道路や農道での「除雪支援システム」の有効性の確認を行いました。高精度自己位置推定技術によって、「除雪支援システム」による道路上の構造物との距離の測定誤差が約10cmの精度を確保できることを確認できました。
また、遠隔操作が可能な除雪車に「除雪支援システム」を搭載することによって、遠隔操作時においても精度の高い除雪作業のサポートが行えることも確認しました。

「除雪支援システム」画面


当社は、本実証実験の結果を踏まえ、「除雪支援システム」のさらなる機能改善を行い、社会実装を進めます。また、物損事故・労災事故の防止、道路上の構造物などの自治体管理財産の保護に寄与し、持続可能な除雪作業の実現をサポートすることで、現行の豪雪地帯における除雪作業の課題解決に貢献してまいります。