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オシャレの街・代官山に高級車のベントレーが20台集まったオーナーズミーティング

2023年02月18日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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フライングBのエンブレム

 12日、早朝の代官山T-SITEに数多くのベントレーが集合すると聞いた、ASCII.jp自動車部の部員K。今までベントレーとは縁のない人生を歩み、このまま縁のないまま人生を終えると思うものの、「街でもあまり見かけないし、そのオーナー様はどのような方なのだろう?」と興味が湧き、これまた我が人生にあまり縁のないオシャレタウンの代官山へ向かいました。

高級住宅街に高級車が集結

代官山T-SITE

 代官山T-SITE(代官山 蔦屋書店)では、不定期でテーマを決めた自動車のオフ会「モーニングクルーズ」を実施しています。2月で110回の開催を迎えたとのことで、ざっくり計算して9年間イベントを実施し続けていることになります。代官山の駅を降り「代官山T-SITEって、ついこの前できたばかりだと思ったのに」などと感慨にふける部員K。ちなみに代官山T-SITEの開業は2011年12月のこと。10年以上前でした……。年を経るごとに月日の早さを感じずにはいられません。

 駐車場を訪れると、ベントレーのクルマたちがいっぱい。ベントレーモータース時代、ロールス・ロイス時代、フォルクスワーゲングループ時代と3代100年に渡る「フライングB」が一堂に、しかも代官山に集まるってスゴいことです。そして下世話ですが、現在日本ではベントレーの価格は2000万円以上ですので、総額いくらになるのか見当もつきません。

ベントレーのフライングスパー(手前)とコンチネンタルGT V8 カブリオレ

 車種はSUVのベンテイガにコンチネンタルGT、新旧ミュルザンヌ、そしてコーニッシュなど様々。街でコンチネンタルGTを見かけると「大きいクルマだなぁ」と思うのですが、この会場の中ではコンパクトカーに見えるから不思議。とにかくベントレーは大きいのです。

 どのクルマも、年代を問わずコンクールコンディション! 朝の陽に照らされ、なまめかしく、それでいて上品に光り輝いています。他車とはまったく異なる輝きに目を奪われるとともに「傷をつけたら大変」と近寄りがたい雰囲気も。

 左ハンドル車が多いのも印象的。特に過去のモデルになるほど左ハンドル率が高くなります。「ベントレーってイギリスの会社だから右ハンドルでは?」と思ったりもしたのですが、それを言うのは野暮というものなのでしょう。

 オーナーの年齢層は高めで50~60代の方が多いように感じました。朝にもかかわらず、ラフな格好で来られている方が少ないのも、ほかのオフ会とは異なるところ。なによりデニム率の低さも印象的で、朝にも関わらず英国紳士のようないでたちの方が多いのです。そして撮影するカメラも、スマートフォンは皆さん最新のiPhone。スタッフなどは国産デジタル一眼レフだったりしますが、オーナー様の中にはライカの姿も。それがとても似合っていたりするのです。自分は以前、あこがれてライカM3を買うも、自分の肌に合わないと手放した人間なので、似あう方がうらやましいです。

 オーナーの方にお話をうかがおうと思ったのですが、そんな気品ある方々を前に、生来の人見知り体質もあって、お声がけできませんでした。でも愛車を前に、皆さんとても楽しそう。それはほかのオーナーイベントと同じです。

 イベントは特に何をするわけもなく、ただオーナーたちが楽しくおしゃべりをするといった内容。そして気が向いた人は、そのまま首都高へ向かって行ったようでした。少年のような目をしてクルマを見つめる彼らの姿を見て、やっぱりクルマ好きは車種問わず同じだなあと感じました。

 英国式上流階級社会を垣間見たような気分で「生まれ変わったり異世界にいったら、ベントレーが似合うオトナになりたい」と思いながら、会場を後にしました。

 次回の代官山T-SITE「モーニングクルーズ」は3月5日に開催予定。テーマは「Modulo X」。Modulo Xオーナーでなくても、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

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