その気にさせるインテリアも推しポイント
広報さんの推し事その2は「インテリアの良さ」とのこと。その中には、Zらしさを残しつつ、とあります。ということで実車をチェックしましょう。
車内はスポーツカーの雰囲気そのもの。ですが「いかにもスポーツ」というよりも、むしろラグジュアリーな雰囲気。イイモノ感が高く、乗った瞬間から心が躍ること間違いありません。うれしいのはダッシュボード中央に設けられた伝統の3連メーターで、電圧計、ターボ回転計、ブースト圧が一目でわかります。そのためナビ等を表示するインフォテインメントディスプレイは下方に追いやられています。それでいいのです。ナビを見ながら運転するわけではないのですから。「カッコいい……」と、ゆみちぃ部長は言葉を失います。
ディスプレイはイマドキのフルTFT。表示モードによっては、ナビも表示されるようです。ちなみに写真はスポーツモードで、プロドライバーの松田次生選手が監修されたのだとか。実用的で気分がアガります。
フェアレディZ史上最強のエンジンが魅力
歴代最強のパワーユニットを搭載したんですよ、という広報さん。オススメポイントその3はエンジンです。3リットルのV6ツインターボは、最高出力298kW(405PS)/6400rpm、最大トルクは475N・m/1600~5600rpmで、広い回転域で大きなトルクを発生します。「なんだ、直6ツインターボ800PSじゃないのか」「これスカイライン400Rのエンジンでしょ?」と、湾岸勢の部員たちは言います。ですが、それは乗っていないから。乗ったら「これでいいじゃないか」とほほが緩むというものです。
広報さんの推し事はここまで。さっそく運転してみましょう。と、その前に一気に撮影。わずか10分強で、一気に撮影を終わらせます。試乗時間は残り20分……。湾岸勢の部員Kは、あらかじめ青い車体を予約したのですが、部員Sから「セイランブルー? ミッドナイトブルーじゃないのか」とぼやきます。

この連載の記事
-
第588回
自動車
都市型SUVの新定番! マツダ「CX-30」がもたらす新感覚ドライブ -
第587回
自動車
死角ナシの万能SUV! マイチェン版トヨタ「カローラ クロス」に乗ってわかった“しっとり快適”の正体 -
第586回
自動車
今しか選べない“熱き”ガソリンSUV!マセラティ「グレカーレ」の真髄を体感する -
第585回
自動車
カッコいいワゴンは健在! アウディの新型「A5 Avant」は流麗なデザインと広々ラゲッジでアウディらしさを継承する -
第584回
自動車
「VEZEL e:HEV RS」は後出しズルい! と言いたくなるほどイイクルマだった -
第583回
自動車
採点方式が激変の2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終決戦! 10ベストカー試乗会レポ -
第582回
自動車
BMW「X2 M35i」はカジュアルさとBMWらしさが高次元にバランスした日本にピッタリなSUV -
第581回
自動車
フォルクスワーゲン「ゴルフ GTI」はオトナになったボーイズたちに勧めたいぜいたくな1台 -
第580回
自動車
プジョーの新SUV「3008」はデザインでの購入者が大半! リゾートホテルのような内装とクーペフォルムが牽引する -
第579回
自動車
新型「プレリュード」は今のHondaを凝縮したハイブリッドスポーツの前奏曲だ! -
第578回
自動車
クラウン・エステートで車中泊体験! 「おもてなし」シートで過ごすぜいたくなドライブ体験 - この連載の一覧へ


























