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【2022年自作まとめ】秋葉原PCパーツ街を振り返る

2022年12月30日 13時00分更新

文● ドリル北村

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10月
第13世代インテルCoreプロセッサーが販売解禁

 10月20日22時、“Raptor Lake-S”こと「第13世代インテルCoreプロセッサー」の販売が解禁となり、秋葉原では恒例の夜間販売が行なわれた。14日より予約受付や事前会計がスタートしていたこともあり、解禁時間の22時の時点で各ショップともそれほど長い行列はできず。商品の引き渡しも数分で終了した。

 人気は最上位モデルの「Core i9-13900K」だが、入荷数が少ないこともあり入手できた人は少なかった模様。対応マザーボードも上位モデルと呼ばれる製品がなかったため、インテルの最新CPU解禁初日としては静かなスタートとなった。

登場したのは最上位モデルの「Core i9-13900K」を筆頭に6モデル

 NVIDIAの新型GPU「GeForce RTX 4090」搭載ビデオカードの販売が12日22時よりスタートした。「GeForce RTX 3090 Ti」の2倍、ゲームや設定によっては4倍近い性能を出せるといわれるスーパーハイエンドビデオカード。その強力なパフォーマンスもさることながら、3スロット占有となる超大型の冷却機構や600Wに迫る消費電力など、なにかと話題の多い製品だ。

価格は約29万円~36万円と高額にも関わらず、夜間販売を実施した店舗では用意した整理券が配布終了するほどの人気ぶりだった

11月
GeForce RTX 4080

 NVIDIAの新型GPU「GeForce RTX 4080」搭載ビデオカードの販売が16日(水)23時にスタートした。価格は約22万~27万円。高いモデルではGeForce RTX 4090に近い価格設定となっているが、恒例の夜間販売では約20名ほどの購入者が確認できた。

16日(水)23時より販売がスタートしたNVIDIAの新型GPU「GeForce RTX 4080」搭載ビデオカード

12月
Radeon RX 7900 XTXとRX 7900 XTが発売

 AMDの新型GPU「Radeon RX 7900 XTX」と「Radeon RX 7900 XT」を搭載したビデオカードの販売が16日からスタートした。登場したのは7メーカーから計16モデル。

RDNA 3アーキテクチャーを採用した新フラッグシップが登場

 発売前から注目を集めていたビデオカードということで、秋葉原の各ショップでは午前中の整理券配布に行列ができるなど賑わいをみせていた。売れ行きはAMDリファレンスデザインの「Radeon RX 7900 XTX」に集中。整理券配布の時点でほぼ完売となった。

CPUとチップセットが刷新したことで
どれを買おうか悩む年となった

 2022年は、CPUとGPUともに世代交代があり、ライバルメーカー同士のシェア争いが激化した1年だった。DDR5メモリーの供給が落ち着いたこともあり、新しいPCの購入を検討する人が多かったようだ。

 ただし、電力をバカ食いしたり温度管理などで手間がかかったりするピーキーなパーツ構成より、安定性や耐久性を重視した構成で組む傾向が今年は強かったように思える。ハイエンドCPUよりもコストパフォーマンスに優れた中堅CPUに人気が集まったのは、そういうところが影響したのかもしれない。もちろん、円安の影響でPCパーツの価格が上昇していることも要因のひとつだろう。

 また、新型コロナウイルスが落ち着いたこともあり、10月頃から秋葉原でのPCパーツ系イベントが復活しつつある。各社の新製品をいち早く見たり触ったりできるリアルイベントが今後も増えていくようであれば、自作PCに興味を持つ人が増えていくかもしれない。

 2023年も「これは欲しい!」と思わせるPCパーツが登場することを期待したい。

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