充電対象のデバイスによって画面の色が変化
Retoro 35 GaN Chargerは、プラグを引き起こしてコンセントに挿入したり充電開始すると、ブラウン管イメージの画面が色々な色で光る。プラグの角度からして、机上に置いたテーブルタップやデスク上にコンセント口が真上を向いたコンセントが理想だ。残念ながら、壁面コンセントには向かない。
まずRetoro 35 GaN Chargerをただコンセントに挿した非充電状態では、画面は白く光るだけ。充電対象デバイスによって画面の色は変化する。青く光るとファストチャージング(急速充電)。そして画面が黄色ならノーマルチャージング(通常充電)だ。そして緑色に光ると、これはパソコンなどへのスーパーチャージング(超高速充電)のようだ。
本体内蔵のバッテリーが改善され、多くのラップトップPCは丸1日はバッテリーは持ちそうだが、宿泊出張や旅行になると、やっぱりACアダプターは持ってゆきたい。しかし、ただでさえ持ち物のい多い出張や旅行、できるなら持っていく荷物は小さくて軽いモノにしたい。
そんな多くのトラベラーの期待に応えてくれているのが、昨今各社から多く発売されているのコンパクトサイズのPD対応ACアダプターだ。Retoro 35 GaN Chargerも、基本的に対象ユーザーはMacbookとiPhoneユーザーだ。しかし単なるノスタルジーで衝動買いした筆者の様に、大昔はLisaやMacintosh PlusせいぜいMacintosh II頃まではアップルユーザーで、それ以降はIBM PCやWindows、Androidユーザーの場合、使っていて戸惑うことも多い。
アップルにとっては、見方によればライバルのAndroid搭載のHUAWEI Mate 20 ProをRetoro 35 GaN Chargerで充電すると、Retoro 35 GaN Chargerの画面は黄色く光りノーマルチャージングと表示するが、Huawei Mate 20 Proの画面はなんと「超急速充電」と表示している。やっぱり、息が合っていないのだろう。
そこは、パソコンも同類のようだ。筆者のメインモバイルPCであるThinkPad X1 NanoにRetoro 35 GaN Chargerで充電すると、Retoro 35 GaN Chargerの画面は緑色に光りスーパーチャージング(超高速充電)を意味するが、ThinkPad側の画面ではThinkPad X1 Nanoに付属しているACアダプターを使えとか、間違ったACアダプターが挿さってると叱られてしまう。
これはRetoro 35 GaN Chargerが、30W(20V×1.5A)や35W(20V×1.75A)で充電できるMacBook Airを前提として開発されたようなので、当然の結果だ。基本的にThinkPadは、45W対応のACアダプターが必要というのが一般的理解だ。もちろんMacbookもThinkPadもよりワット数の大きいACアダプターを使えば、より短時間で充電完了するのは同じだ。
しかし、昔から電源にはセンシティブなThinkPadは45Wに満たないACアダプターで充電開始すると、いろいろなシーンで怒られてしまう。実際には無視して充電を継続すると問題なく充電できているのが分かる。筆者のThinkPad X1 Nanoは、一般的に充電速度の低下するバッテリー残量が87%の状態で充電開始しても、しばらくすると電池残量は96%まで上がっていた。
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