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T教授の「戦略的衝動買い」 第688回

値ごろ感の出てきたEENOUR「PD急速充電器 100W」を衝動買い

2022年06月16日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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最近話題に上ることの多いPD ACアダプターの100Wモデルを衝動買いしたが、久し振りに初期不良で大変だった

 窒化ガリウム(GaN)の効能のうんちくはネット情報に任せるとして、新しい半導体を採用したPD ACアダプターがCESやクラウドファンディングなどに登場し始めてから、すでに2年以上は経過しただろう。国内でも多くの中国製品の最新モデルを適価で購入できるようになった。

 筆者はたまたま、メールニュースで見たお気に入りのJust My Shopの「HIDISC PD100W対応GaN採用USB-AC充電器」(ML-PDUS4PG100WH)をあまり深く価格調査もせずに、5924円で衝動買いした。早速届いた商品を開封して原稿用のパッケージ写真を撮影したりして、今回の原稿の準備を始めていた。

 やっとパッケージの写真やほかのPD充電器などとの集合写真などを撮り終え、早速使ってみようと思いバッテリー残量が10%くらいになっていた筆者のメインスマホであるPixel 6 Proとケーブル接続して、充電開始。そして、早めのランチを食べ始めた。

 午後になって充電経過の様子を見てみると、なぜかまったく充電ができていない。それどころかさっきまで10%あったはずのバッテリー残量が、0%になっていた。あわてて筆者の持っている数台のスマホや何台かあるPCやタブレットなどに、ケーブルも数本交換して何度も充電してみたが、いずれも一切充電できなかった。

ファンシーなパッケージに入った初期不良だったHIDISCの100W PD ACアダプター(右)と急遽Amazon.co.jpから手に入れた同じ深セン企業製EEDOURの100W PD ACアダプター(左)

 充電中のスマホ画面を眺めていると、どうも充電状況を示すバッテリーアイコンの中に表示されるはずの「雷マーク」が点滅している。何種類もの組み合わせでも同様の結果だったので、すぐに初期不良だと分かり、販売サイトを見てみた。しかし、ジャストシステム以外の商品はメーカーに問い合わせ……という残念な仕組み。今まで、まったく知らなかった。

 やむなく輸入販売元である「磁気研究所」のウェブサイトから初期不良の状況を入力し終えたが、今も連絡待ちの状況だ。土日をはさんだとは言え、今日で丸4日目だが問い合わせ受信の返信もない。締切のある原稿書きの時間も必要だし、急に代案も見つからない。経験からこの手の複雑な販売形態は厄介だという感覚があったので、すぐに同じ代替物を探した。

なんと取説はEEDOURの100W PD ACアダプター付属の方(下)が圧倒的に内容が濃い

 幸いAmazon.co.jpに同じものを売っているという情報を事前に人から聞いていたので、すぐにまったく同じ製品(PQ1002P Pro-jp)をなんと4990円、期間限定の1000円クーポン適用で3990円で購入できた。なんと初期不良の製品より、2000円近く安い。注文後、約17時間で届いたEENOURのPD急速充電器 100Wはパッケージと取説、本体のロゴが異なるだけで、まったく同じ仕様だった。驚いたのは、取説はEENOURの方が全17ページもあり説明も懇切丁寧だったことだ。

ポートの表記が異なるだけでスペックはまったく同じHIDISC(右)とEEDOUR(左)

 今回の2つの100W PD急速充電器の外観を細かく比較すると、前述したパッケージと取説以外ではブランド名の「EENOUR」と「HIDISC」の違い。そしてType-AのUSBポートのパーツカラー(赤と緑)、ポート名の表記「A1」と「USB-A1」の差。スペックの詳細を記述している本体の面が、90度違っていることだ。日本語化ローカライゼーションは取説も含め、価格の安いEENOURの方ができが良い。

スペックもまったく同様だ

 PQ1002P Pro-jpは簡単に言ってしまえば、USB Type-Cポート3個、Type-Aポート1個の4ポートを持つ100WクラスのPD 3.0とQC 3.0、そして機器に最適化した電力共有をするオプション機能のPPS機能を持つACアダプターだ。外形サイズは61.1×75×29mmで重量はスペック上は192gだが、実測は両者とも25g〜30g重い220g近辺だが、これはよくあることだ。

EEDOURの方には充電時の発熱注意のシールが貼られていた

 4つのポートを使用して4つまでのデバイスに、最大110Wの電力を供給できる。Type-CポートのC1は、モバイルPCをはじめ最大100WまでのすべてのPD対応デバイス。C2はタブレットやスマートフォンなど、最大100WまでのPD対応デバイス。C3はタブレットやスマートフォンなど、最大20WまでのPD対応デバイスだ。唯一のType-AポートであるA1は、22.5Wまでのタブレットやスマートフォンに対応する。複数ポート同時使用時の各ポートの最大電力を取説から引用して掲載しておく。

EEDOURの取説にあった分かり易い「複数ポート同時使用時」の説明書き

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