元某編集長宅のBBQの席で自慢されてしまった、なんちゃってゲームボーイのようなレガシーな超小型ゲーム機にハマってしまった。ゲーム機の名前は「Thumby」(サムビー)。英語では手の親指以外の指はすべて〇△□フィンガーだが親指だけは「サム」と少しこだわりがあるようだ。
世界初のUSBメモリーも、その昔TREKが名付けたThumbDriveというのが今も残っている。SNSのFACEBOOKで、「いいね!」を表現する親指を立てた「Thumbs-Up」も同様だ。そんな米国人のこだわりある、親指の第一関節にピッタリサイズのハンディゲーム機が「Thumby」だ。
クラウドファンディングでスタートし、動画サイトやSNSであっという間に広がったThumbyを企画販売するのは、米国オハイオ州に本拠を置く「TinyCircuits」(タイニーサーキット)と呼ばれる企業だ。オープンソースエレクトロニクスをコアに、ゲーム機からIoT系のプロダクトまで多数手がけ、世界中にファンがいる。
なんといっても、親指サイズのウルトラコンパクトデザインに、惹かれた人は多いだろう。筆者もその中のひとりだ。初めて見た時は、ガシャポンのジャンルの中の1つである、動作しないミニチュアカテゴリーのゲーム機モックアップかと思ってしまった。
本体サイズは29.5×18×8.5mm、重さ4.8g(実測)。Raspberry Pi Pico RP2040 プロセッサーを採用し、メモリー容量は2MBだ。72×40ドットのモノクロOLEDディスプレーを搭載。内蔵電池は、容量40mAhのRechargeable LiPo Batteryで、最大で2時間くらいゲームで遊ぶことができる。
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