まずはビデオパススルー形式で実現
彼らにとって理想的なのは現実のメガネにそのままコンピュータ映像を重ねられるARグラスですが、シースルータイプのデバイスはまだ技術的なハードルが高く、モニター部分を安価に作る技術が確立されていません。そこで注目を浴びているのが、Meta Quest 2で採用されたビデオパススルー形式です。
ビデオパススルー形式というのは、センサーで外部の情報を読み取って、モニター内の映像に反映するものです。Quest 2でも採用されていますが、色味はモノクロでDepth(奥行き)情報も取れませんでした(頑張って自分でDepthを取るアプリもあるにはあるんですが)。
次世代のQuest Pro(プロジェクト名「Project Cambria」)ではこれがカラーになり、Depthをとれるセンサーがついて奥行きがとれるようになります。さらにハンドトラッキングも入っているので、モノにさわったりということもできるようになります。
ちなみにPCに接続するタイプのVRデバイス「Varjo XR-3」は、Depthが取れてカラーパススルーがとれるようになっています。これは飛行訓練シミュレーターなどに使われるもので、コクピットは実際の手元を撮影して、飛行機の外側だけCGを見せていますね。業務用ということもあって、一式そろえると数百万円というハイエンド用のVR環境で、GPUにはGeForce RTX 3090クラスが求められるスペックになっています。

この連載の記事
-
第143回
AI
AIエージェントが書いた“異世界転生”、人間が書いた小説と見分けるのが難しいレベルに -
第142回
AI
数枚の画像とAI動画で“VTuber”ができる!? 「MotionPNG Tuber」という新発想 -
第141回
AI
AIエージェントにお金を払えば、誰でもゲームを作れてしまうという衝撃の事実 開発者の仕事はどうなる? -
第140回
AI
3Dモデル生成AIのレベルが上がった 画像→3Dキャラ→動画化が現実的に -
第139回
AI
AIフェイクはここまで来た 自分の顔で試して分かった“違和感”と恐怖 -
第138回
AI
数百万人が使う“AI彼女”アプリ「SillyTavern」が面白い -
第137回
AI
画像生成AI「Nano Banana Pro」で判明した“ストーリーボード革命” -
第136回
AI
画像生成AIの歴史を変えたNano Banana “一貫性の壁”が突破された2025年を振り返る -
第135回
AI
実在感が恐ろしいレベル 画像生成AIの常識をひっくり返した「Nano Banana Pro」 -
第134回
AI
“AI読者”が小説執筆の支えに 感想を励みに30話まで完成 -
第133回
AI
xAIの画像生成AI「Grok Imagine」が凄まじい。使い方は簡単、アダルト規制はユルユル - この連載の一覧へ














