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T教授の「戦略的衝動買い」 第689回

キャッシュレスペイメント時代のミニマム財布「お散歩ウォレット」を衝動買い

2022年06月23日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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両端のネジを外してキーを取り付けることができる

鍵を入れるなら硬貨や紙幣の数量を適度に調整すべし

 筆者は自宅の鍵を1本だけ入れているが、左右のネジに鍵を各1本というのも可能だろう。お散歩ウォレットを傾けるだけで鍵が自重で落ちてくるか、振り出すか、いずれにせよ鍵をお散歩ウォレットの外側に出すには、2段階になっているスナップボタンの最初の第1段を開くだけでよい。支払いのために紙幣や硬貨をお散歩ウォレットから取り出す時は、第2段目のスナップボタンまで開くことになる。分かりやすく無駄のない発想と構造設計だ。

キーはフラップ側のスマップボタンを1個外せば使用できる

 筆者は鍵が1本だけなので、少し悪ノリしてもう一方のネジの方に、紛失防止のNFCタグの「MAMORIO」を取り付けてみた。最初は自分でもなかなかグッドアイデアだと自画自賛だったが、紙幣や硬貨を最大許容量近く入れてしまうと、紙幣と硬貨の両面から挟まれた鍵ポケットのスペースは予想外にタイトになり、スナップボタンを1段外して振っても鍵が回転して出てこず、指先で引っ張り出す羽目になることがある。

鍵が1個で良い筆者はもう一方のネジを外して、遺失物トラッカーのMAMORIOを取り付けたが、鍵とバッティングして時々鍵がスムースに出てこない時がある

 重量のある鍵を左右に2本収納する方が、本来の理にかなっているかもしれない。MAMORIOは予想外に軽く滑りが悪く鍵より厚みがあり、両側を紙幣と硬貨の両スペースで挟まれることにより、鍵が出てくるのを抑えてしまうストッパーの役目を果たしてしまうようだ。これはあくまで筆者のケースで、硬貨や紙幣の数量をほんの少しだけ減らすか、そもそもMAMORIOなどを使わなければすむことだ。

キャッシュレスペイメント時代に入って2度目の改定時の筆者の持ち物。SuicaやPayPayアプリの入ったスマホ+VISA+お散歩ウォレット

 お散歩ウォレットのお陰で、キャッシュレスペイメント世界を回遊する時の筆者のミニマムな持ち物は、ある程度目途が付いてきた。PayPayやSuicaに対応したスマホやスマートウオッチ、そしてクレジットカードは、VISAが1枚だけ。そして3990円を押し込んだお散歩ウォレットだ。これで筆者の行動範囲である下町の美味い町中華から、アマン東京のアルヴァまでのすべてが守備範囲となった。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:DaysArt「お散歩ウォレット
・購入:Amazon.co.jp
・価格:3600円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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