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T教授の「戦略的衝動買い」 第670回

硬貨預け入れ手数料対策にカール「コインレジ」を衝動買い

2022年02月10日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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年始のゆうちょ銀行「硬貨預け入れ手数料」発表を機に中途半端な今のキャッシュレスワールドにおけるおつり解消策としてカール事務器の「コインレジ」を衝動買い

 年が明けた2022年1月17日、ゆうちょ銀行でも硬貨での預け入れ手数料が必要になると発表がされた。詳細は関連ニュースを見ていただくとして、金種に関わらず知らず知らずのうちに貯まった硬貨をゆうちょ銀行の窓口に持ち込んで預金しようとすると、必ず手数料が必要となる。なんとATMでは1枚からでも手数料が発生する。

 金融機関によって無料取り扱いの硬貨枚数は異なるが、今回は筆者が口座開設しているゆうちょ銀行だけに絞って話を進めたい。

 金種に関わらず窓口の場合で手数料は51枚〜100枚は550円が必要だ。単純計算して1円玉100枚なら、数えてもらうだけで450円の赤字となる。ゆうちょ銀行の貯金箱に、10円硬貨を子供が毎日貯めた1000円の貯金なら、半額以下の450円に目減りするというおかしな事態が起こっている。

 手数料による目減りは、善意の募金活動も例外ではない。一人一人の国民の善意で集まった1億円を超すような硬貨を、口座入金するだけで国家の保証した価値のある硬貨500枚ごとに550円が必要になる。1億円以上の寄付の集まる日本盲導犬協会なら、金種によってはあっという間に100万円以上の手数料となってしまう。

 もちろんこの不条理は寄付の世界だけではなく、我々個人の生活でも同様だ。10年前まではまだまだ現金とクレカ世界だったが、今では社会の風に煽られて気分だけはキャッシュレスワールドだ。しかし、まだまだ現金しか使えないお店は街には多い。

いつもニコニコ現金払いはとっくの昔に消滅して今は「いつもイライラ現金払い」となった

 筆者もなんちゃってキャッシュレス対応は完璧だが、キャッシュレス世界だからこそ、たまにやむなく現金を使ってしまうとすぐにおつり硬貨のリベンジだ。ファミレスやカフェチェーンはキャッシュレスでも、超美味しい大好きな近所の中華料理屋さんは現金オンリー、近所の歯医者は1万円以上はクレカOKだが以下は現金のみ。愛犬の獣医さんもそこは同じだ。

手に入るキャッシュレスツールのほとんどはすべて実践しているが、500円硬貨2枚入るキーホルダーは何があっても手放せない令和の中途半端なキャッシュレスワールド

 今のところ、自分の生活スタイルを無理矢理キャッシュレスワールドに適合させない限り、キャッシュレスワールドは個人生活には決して寄り添ってはくれない。一時は、小銭を優先的に使おうと重量級のコインホルダーなどを使ったが、実際のリアル世界はキャッシュレスワールドの中途半端な世界に邪魔されておつりは常時発生、自宅は小銭の山となってしまう。

自然と溜まってしまう硬貨を何とか使い切ろうとコインホルダーを使ってみたが、実測127gの重さと、これでもまだおつりがくるリスクはあるので止めた

 最後に、筆者のたどり着いたたくさんの硬貨の解決策は、マメにゆうちょ銀行に通って手数料無料の範囲である50枚の口座入金を繰り返すことだと気づいた。時間対効果を合理的に考えるなら多少の手数料がかかっても、一気に入金して余った時間で原稿書きでもした方が得策に思えるが、借りは発生源にお礼しお返しすることが個人的な正義だと確信したのでいまさら戦略変更はない。

移動店舗やフリマで活躍しそうなカール事務器の「コインレジ」を手に入れた

 そんなことを考えている時にAmazon.co.jpでカール事務器の扱っている「コインレジ」というモバイルできる小さな人力レジスターを発見した。代々商売人ではない筆者はたまにフリーマーケットとかで見かけるくらいだったが衝動買いしてみると実に今回の硬貨預け入れ有料化時代に適したアイテムだった。

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