• Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

イベントレポート

注目の特集

アクセスランキング

週刊アスキー最新号

  • 週刊アスキー特別編集 週アス2024May

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

MITテクノロジーレビュー

オンライン対戦機能やトレーニングモードを実装

『カプコン ファイティング コレクション』プレイレポート、超懐かしすぎるアーケード対戦ゲーム10本を収録

2022年06月23日 14時55分更新

文● 松野将太 編集●ジサトラハッチ

 6月24日に発売予定の『カプコン ファイティング コレクション』は、根強い人気を誇る同社のアーケード対戦ゲームを10作品を収録し、さらにオンライン対戦やギャラリー・ミュージアムといったオリジナル機能を追加したタイトルだ。

 往年のゲームセンターを賑わせたタイトルをまとめて収録しているのもさることながら、ダウンロード版は4999円と手頃な価格で入手できるのも大きな魅力といっていいだろう。

カプコンの人気アーケード対戦ゲーム10本を収録!

 収録タイトルは『ヴァンパイア』『ヴァンパイアハンター』『ヴァンパイアセイヴァー』『ヴァンパイアハンター2』『ヴァンパイアセイヴァー2』『サイバーボッツ』『スーパーパズルファイターII X』『ハイパーストリートファイターII』『ポケットファイター』『ウォーザード』の全10タイトル。このうちウォーザードは家庭用ゲーム機への移植自体が初の試みだ。

収録タイトルはカプコンのアーケードタイトルから全10作。『ヴァンパイア』シリーズの収録がもっとも多いが、『ハイパーストリートファイターII』や『サイバーボッツ』、家庭用機初移植の『ウォーザード』など、個性豊かなタイトルが揃っている

『ハイパーストリートファイターII』のようなおなじみのアーケード2D格闘タイトルだけでなく、『スーパーパズルファイターII X』といった個性的なタイトルも収録しているのが面白い

 全タイトルをCPU戦やオフライン対戦で制限なく遊べるのはもちろん、日本版と海外版をどちらもプレイ可能(ヴァンパイアハンター2、ヴァンパイアセイヴァー2は日本版のみ)となっており、細かな違いを楽しめるのもコアなファンには嬉しい。

 また、各タイトルにはアナログモニターやアーケードモニターを再現する画面フィルターを設定できるなど、当時の雰囲気を大事にしたいプレイヤーにも配慮している。

アーケードモニター画面のフィルターをデフォルトで採用するなど、当時の見た目を忠実に再現

全タイトルでオンライン対戦が可能!
初心者も安心なトレーニングモードも実装

 さらに本作独自の機能として、すべてのタイトルで「オンライン対戦」を実装しているのもポイントだ。気楽に対戦を楽しめる「カジュアルマッチ」、ランクポイントの上限でリーダーボード上位を目指せる「ランクマッチ」、フレンドとのプレイにも使える「カスタムマッチ」といったモードがしっかり用意されており、単なる移植ではなくじっくりと腰を据えて楽しめる作りとなっている。

 操作面に関してはボタンのカスタマイズにも対応しており、配置や同時押し設定を任意で変更可能だ。もちろん、各キャラクターのコマンド表もメニューから確認できる。

オンラインモードにはカジュアルマッチとランクマッチを用意。友人とカスタムマッチをしても盛り上がれるかもしれない

コマンド表もメニューから確認できる

 なお、パズルゲームであるスーパーパズルファイターII Xを除く9タイトルには「トレーニングモード」も搭載。コンボや立ち回りの練習に好きなだけ取り組めるほか、タイトルごとの設定画面ではゲーム自体の難易度やタイマースピード、攻撃力、ゲームスピード、ダメージゲージといった細かな設定も調整できる。

 設定項目はタイトルにより若干変わるものの、かつてゲームセンターに通い詰めたプレイヤーだけでなく、当時は難しくてなかなかプレイできなかった人や、これから各タイトルを触ってみたいという初心者プレイヤーにも優しい機能があるわけだ。

当時は基板ごとに設定されていたゲーム難易度も自在に調整可能。中断セーブやロードを使い、クリアできなかったタイトルに挑戦してみるのもいいだろう

 ちなみに対戦中の中断セーブとロード機能も用意されているため、同じボスに何度も挑戦するといった遊び方もできる。とりあえずエンディングが見てみたいというプレイヤーが使うもよし、最高難易度でクリアできるまでボスに挑戦できるもよしと、アーケード版では考えられないほどの至れり尽くせりなシステムといっていいだろう。

当時のパンフレットやアートワーク、設定資料を収録した充実のギャラリーモード

ミュージックモードではタイトルごとのサウンドを再生可能

 これらゲーム本編に加え、当時の設定資料やアートワークを収録したギャラリーモード、サウンドを堪能できるミュージックモード、本作独自の「ファイターアワード」を用意。作品ごとのイラストやプロモーションパンフレットや音楽に触れることで当時の思い出に耽ったり、未見のユーザーでもシリーズの世界観を感じられる。

「ファイターアワード」にはさまざまなアワードが用意されており、特定条件を達成することでアンロックされていく

 ファイターアワードはいわゆる実績解除のようなモードで、各キャラクターでゲームをプレイするといったオーソドックスなものから、ファンならニヤリとできるような特定のシチュエーションを再現するものまで、さまざまなアワードが収録されている。コンプリートを目指してみるのもひとつの楽しみ方といえそうだ。

経験者も未経験者も楽しめる!
プレイボリュームの多さと独自機能が魅力

 カプコン ファイティング コレクションは、移植そのもののプレイボリュームの多さもさることながら、多数の独自機能を加えることでアーケード対戦ゲームの魅力がぎゅっと詰まった1本に仕上がっている。「久しぶりに遊んでみたい」「オンライン対戦で上位を目指したい」といった古参プレイヤーから、「キャラクターは知っているけどゲーム自体は未プレイ」といった新規プレイヤーまで、とことん遊べること間違いなしだ。それぞれの楽しみ方で、同社のアーケード対戦ゲームの世界に浸ってみてはいかがだろうか。

【ゲーム情報】

タイトル:カプコン ファイティング コレクション
(CAPCOM FIGHTING COLLECTION)
ジャンル:対戦格闘
販売:カプコン
対応プラットフォーム:Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)
※Xbox OneとPC(Steam)はダウンロード版のみとなります。
発売日:2022年6月24日
価格:
【通常版】
 パッケージ版:5489円(税込)
 ダウンロード版:4990円(税込)
【ファイティング レジェンズ パック】
 パッケージ版:7689円(税込)
 ダウンロード版:6990円(税込)
プレイ人数:1~2人
※カスタムロビーは最大9人参加可能
CERO:C(15才以上対象)

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう