次回以降のTOP500は激戦必至
今回のFrontierの勝因は、動作周波数を定格より下げて、性能/消費電力比を向上させたことだろう。次回(今年11月)のTOP500には、いよいよインテルのAuroraがエントリーすると思われるが(エントリー入りしなかったら、それはそれで大きなトピックになりそうだが)、実効性能もさることながらこの性能/消費電力比を上回ることができるのか、が焦点になりそうだ。
またNVIDIAのGH100も当然この市場を志向しているわけで、ロスアラモス国立研究所のVenadoが最初のシステムになると思われるが、こちらのシステム納入は2023年とされているので、早くて来年6月のTOP500である。
その頃にはEl Capitanも稼働していると思われるわけで、AMD、インテル、NVIDIAのそれぞれハイエンドシステム同士が激突することになる。
特にVenadoの場合、Grace CPUのみのノードとGrace Hopper(CPU+GPU)のノードの混在になるとされており、Perlmutterと似た感じになりそうだ。どんな結果になるのか、今から楽しみである。

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