MENOU 検査AI運用ツールの提供を開始

株式会社MENOU
製造現場へのAI導入コストを8割削減


AI外観検査ソリューションを提供する株式会社MENOU（メノウ　本社：東京都中央区、代表取締役CEO：西本励照）は、このたび検査AIの実行に特化したツール「MENOU-RN（メノウラン）」の提供を開始しました。これにより、MENOU-TE（メノート）で開発した検査AIを製造ラインに導入する期間とコストを8割削減することが可能になります。


従来、画像検査装置を開発し、導入するには、画像処理、ソフトウェア開発、搬送装置開発など、複数の異なる専門性が必要でした。そのため、多くの工数を必要としたり、複数のベンダーに発注したりすることが一般的でした。
MENOUでは、目視検査の担当者がプログラミングやAIの専門知識を必要とせず、ノーコードで検査AIを開発できる環境を提供しています。今回のMENOU-RNにより、開発した検査AIをラインに導入する際に発生する搬送装置との連携ソフトウェアの開発や、データ連携のシステム開発を不要とし、開発したAIをそのまま実行することを可能にします。MENOUのAI開発プラットフォーム( https://menou.co.jp/menou-te/ )は開発から運用までをカバーし、ますます使いやすいAI開発環境を整えていきます。

これまでは検査AIや画像処理アルゴリズムを検査ラインに導入するには、コンベヤーや排除装置などの周辺ハードウェアを制御するためのシステム開発がラインごと個別に必要でした。
MENOU-RNを使用すれば画面上のマウス操作だけで検査の設定を行うことができます。これによりAI導入プロジェクトにおけるPoCフェーズから本番への移行コスト・期間の大幅な削減を実現します。

先行してMENOU-RNの導入を行った企業では、MENOU-RNを稼働中の製造ラインの検査アプリケーションとして運用しており、品質の安定化と外観検査の省力化にご活用いただいています。また、導入を検討中のお客様からも「検査AIの開発から現場導入まで一連ののソフトでできるのは非常にありがたい」
「AIを作った後の課題もノーコードで解決できる」
「AI開発から現場導入に至るサイクルを柔軟にアジャイル開発できるため現場要求に耐える装置を開発できる」
「失敗しやすい外注開発を内製化できるため投資の決断が行いやすい」
といった評価をいただいております。

周辺機器と連携
MENOU-RNはI/O制御・PLCの標準的な制御手段を備え、各種メーカーのコンベヤーや選別装置、ピッキングロボットに対応しています。

トレーサビリティの向上
MENOU-RNは検査結果や検査画像の保存・検索機能を備えており生産のトレーサビリティ向上が実現できます。さらに、異常品の画像を再度AIに学習させることで、検査AIを改良したり、検査基準の見直しに活用するフィードバックが容易になり継続的な品質向上につながります。

高速タクトタイムに対応
MENOU-RNはMENOU-TEで開発した検査AIの性能を引き出せるソフトウェアとなっており、数100msecなど短いタクトタイムが要求される検査に必要な実行速度が得られます。複数台のカメラによる検査を1台のPCで実行するような構成も可能です。

MENOUのAI開発プラットフォームは、３０日間無償でトライアル利用が可能です。ホームページ（https://menou.co.jp/menou-te/）からお申込みいただければ、開発ツールをご利用いただけます。MENOU-RNはご契約後に利用することができます。　


株式会社MENOUについて

株式会社ニコンのエンジニアが2019年にスピンアウトし創業したAIスタートアップ。独自の画像AI開発ソフトウェアを中心に、様々な業種への導入支援を展開。2020年にリリースしたMENOU-TEは直感的操作でアノテーション、ファイル管理、学習、モデル管理を一括して行うことのできる統合開発環境を提供する。2021年3月にはマイクロソフト コーポレーション（本社：米国ワシントン州）が提供する「Microsoft for Startups」に採択された。2021年12月には次世代のAIスタートアップ企業を発掘するコンテストであるHONGO AI 2021（主催：一般社団法人HONGO AI、共催：日本経済新聞社）において最優秀賞である「HONGO AI BEST AWARD」を含む6つの賞を受賞した。

社名： 株式会社MENOU
代表取締役： 西本励照
大崎オフィス：　〒141-0001 東京都品川区北品川5-5-15 大崎ブライトコア
URL： https://menou.co.jp
採用ページ：https://menou.co.jp/recruit/