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ユーザー車検は難しくない! 初期コストを抑えて余裕のあるカーライフを!

2022年02月11日 15時00分更新

文● 折原弘之 写真●折原弘之

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中古で1桁万円で購入したトヨタ「ファンカーゴ」

ユーザー車検でクルマのイニシャルコストを減らそう

 私ごとですが、機材車として中古車を購入しました。車種はトヨタの「ファンカーゴ」。一時はよく見たモデルですが、発売から20年以上が経ち、今では見ることも少なくなりました。なぜ今ファンカーゴだったのか、理由は積載量が多いこと。リヤシートが助手席と運転席の下に収納でき、荷室を広く確保できるから。そして、僕が管理する撮影スタジオに隣接しているガレージに、出物があったから。と言う大変リーズナブルな理由から選んだわけです。しかも知り合い価格の1桁万円で譲っていただけたのも大きな理由です。

 せっかく安く買ったのだから、車検も自分で通してさらにオトク感を満喫したいと考え、ユーザー車検にチャレンジしてみました。そこで名義変更も含めた、ユーザー車検のやり方を紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください。ユーザー車検で浮いたお金でコーティングなどもオススメです。

車検と名義変更に必要な書類を集めよう

印鑑証明書は住所が登録されている市役所で取得できます

 まず名義変更には譲渡証明書、新旧所有者の印鑑証明書が必要になります。譲渡証明書と旧所有者の印鑑証明書は、相手方に用意してもらいますので自分で用意するのは印鑑証明書のみです。現場には実印もしくは認印が必要ですので、忘れずに持っていきましょう。

車検の切れた車は自賠責保険に加入後、仮ナンバーが必要になります

 僕の場合は車検の切れている車を購入したので、移動させるのに仮ナンバーが必要になりました。仮ナンバーを借りるには、有効期限の残っている自賠責保険証が必要です。それさえあれば、市役所で簡単に借りることができます。ただし書き込む書類には、車検証に記されているデータが必要になるので合わせて持参しましょう。

 自賠責保険が切れている場合は、更新する必要があります。これも近くの整備工場に車検証を持っていけば、(自賠責保険を取り扱っているお店)簡単に加入できます。この際の注意点は、車検を取得するには車検取得日から24ヵ月以上有効の自賠責保険証が必要ということです。ですから自賠責保険に加入する時には、25ヵ月有効の保険に入る必要があるのです。ただし、これはあくまでも仮ナンバーが必要な車両の場合です。自賠責保険の残っている車両を買った場合、自賠責保険は車検場で取れますので事前に入る必要はありません。

車庫証明書は車を保管している場所の管轄警察署で発行してもらいます

 もう一度整理すると譲渡証明書、新旧所有者の印鑑証明書、車検証、自賠責保険証。車庫証明書、(整備簿が必要と記されていますが、必ずしも必要というわけではありません。整備簿がなくても車検は受けられます。)これで、車検を受ける書類はすべて揃った事になります。

車検を受けるための準備について

 名義変更を伴わない車検の場合は、全国どこの車検場でも車検は受けられます。今回のように名義変更を伴う場合は、管轄の車検場でしか車検を受けられないので注意しましょう。

 自分が受けられる車検場を特定できたら、車検の予約をしましょう。自動車検査インターネット予約システムで、日時を決めて予約しましょう。予約するには、アカウントの登録が必要です。アカウントがない場合は作成します。また、軽自動車は別サイトからになりますが、前述のサイトからジャンプできます。

 車検日が決まったら、車の点検をしておきましょう。車検では、全長や全幅、車高など車検書に記されている数値に合っているか。ブレーキランプやウインカーは正常か、ウオッシャー液は出るか。など基本的な数値を見ますので、車高を落としたり車幅を変えたり(オーバーフェンダー等)していなければ大丈夫です。あとはブレーキが正常に作動するか、騒音は規定の数値内か、タイヤの溝の減り具合などのチェックです。ですから普通に乗れる状態であればまず落とされることはありません。

このテスターに光を当てて光軸を合わせます

 唯一の注意点は光軸です。光軸がズレていると、十分な光量を確保できず再検査に回されてしまいます。1日に受けられる車検の回数は3回までなので、事前に光軸を検査してから車検場に行きましょう。光軸は自分では合わせられないので、業者に合わせてもらう必要があります。ここをケチると車検を受け直さなければならなくなります。光軸を合わせてくれる工場は、たいてい車検場の近くにありますので事前に工場で合わせることをオススメします。

必要経費を抑えて楽しいカーライフを送りましょう!

車検証と自賠責保険があれば公道を走ることができま

 上記のとおり車検や名義変更は、決して難しいものではありません。私の経験では、車検場の検査員の方も友好的で「落としてやろう」とかいじわるな感じはまったくありません。それどころか、わからないことがなどは優しく教えてくれる方ばかりでした。ユーザー車検は特別な事ではないし、ハードルの高いものでもありません。安心してチャレンジしてみてください。

【まとめ】購入時にお金がかかるクルマ
だったら少しでも諸経費を安く!

 ちなみに今回の私の場合、住所は調布で使用場所があきる野市だったので管轄が違ってしまいました。そのため車検は多摩、名義変更は八王子と車検場を2ヵ所を渡り歩くと言う非常に面倒なことになってしましました。面倒ではありましたが、これも良い経験と思うことにします。

 今回の名義変更と車検にかかった合計金額は……、

仮ナンバー取得料
750円
車庫証明申請、発行料
2600円
自賠責保険料
2万610円
車検登録、重量税、名義変更料
4万400円
印鑑証明発行料
200円
ナンバープレート料
1450円
光軸検査料
3300円
合計
4万8700円

 以上です。ディーラーや車検業者の金額と比べてみてください。ちょっとした努力と勇気と手間で、手数料を大幅に節約できることが分かるはずです。車検料金をセーブしたお金を、愛車のために使って賢いカーライフを楽しんでください。この記事が、少しでも皆さんのお役に立てればと思います。

■筆者紹介───折原弘之

 1963年1月1日生まれ。埼玉県出身。東京写真学校入学後、オートバイ雑誌「プレイライダー」にアルバイトとして勤務。全日本モトクロス、ロードレースを中心に活動。1983年に「グランプリイラストレイテッド」誌にスタッフフォトグラファーとして参加。同誌の創設者である坪内氏に師事。89年に独立。フリーランスとして、MotoGP、F1GPを撮影。2012年より日本でレース撮影を開始する。

■写真集
3444 片山右京写真集
快速のクロニクル
7人のF1フォトグラファー

■写真展
The Eddge (F1、MotoGP写真展)Canonサロン
Winter Heat (W杯スキー写真展)エスパスタグホイヤー
Emotions(F1写真展)Canonサロン

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