メルマガはこちらから

PAGE
TOP

【Live配信セミナー】プラスチックの表面処理・改質技術と接着性の改善・評価方法

PR TIMES

株式会社技術情報協会
目的や形状に合わせた最適な処理方法とは?

株式会社技術情報協会(東京都品川区)は、2022年2月15日(火)に「プラスチックの表面処理・改質技術と接着性の改善・評価方法」と題するLive配信セミナーを開催します。 日時:2022年2月15日(火) 10:30~16:30 形式:Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません 聴講料:1名につき 55,000円(消費税込、資料付) 〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕 セミナーの詳細とお申し込みは、 下記URLをご覧ください https://www.gijutu.co.jp/doc/s_202223.htm


■講師:金沢高分子ラボ 代表 小川 俊夫 氏

【習得できる知識】
・多くの表面処理法についての全体像が把握できるようになる
・個々の処理法について、ある程度俯瞰できるようになる
・表面処理した結果の評価法である接触角の意味やX 線光電子分析法(XPS)で得られる情報などが理解できるようになる

【講座の趣旨】
 材料は押しなべて複合化の時代である。異なった高分子同士、あるいは金属や繊維との複合化などである。異種材料との界面は非常に複雑であり、必要な強度を持たせて、一つの材料としての機能をも達せるためには、界面の接着が極めて重要である。
 このためには接着剤の選択だけでなく、表面処理して接着性を向上させることが必須の課題である。これには多くの方法が開発されている。例えばコロナ放電処理、大気圧プラズマ処理、低圧プラズマ処理、火炎処理、紫外線処理、シランカップリング剤処理、グラフト処理などである。これら方法の詳細について、述べたい。また、表面処理面の評価法についても、X線光電子分析法(XPS)など多くの方法があるが、これらについても、詳しく述べたい。

1.表面と接着
1-1 接触角とヤングの式
1-2 ぬれと表面張力
1-2-1 表面張力の測定
1-2-2 液体や接着剤の表面張力
1-2-3 高分子の表面張力
1-2-4 Zismanのプロット
1-3 ぬれと官能基
1-4 官能基の極性

2.接着の基本
2-1 原子間力(分子間力)
2-1-1 ファンデアワールス力の利用
2-1-2 熱溶着、レーザー溶着
2-1-3 振動溶着
2-1-4 超音波溶着
2-1-5 高周波溶着
2-1-6 水素結合力
2-2 化学結合力
2-2-1 イソシアネート(ウレタン)結合
2-2-2 シランカップリング剤結合
2-2-3 エポキシ結合

3.表面粗さ効果による結合
3-1 表面粗さの表示法
3-2 投錨効果
3-3 施錠効果

4.接着強度
4-1 接着の条件
4-2 接着強度測定
4-3 水分効果
4-4 表面脆弱層(WBL)

5.表面処理
5-1 コロナ放電処理
5-1-1 湿度効果
5-1-2 電極形状効果
5-1-3 雰囲気ガス効果
5-2 低圧プラズマ処理
5-2-1 放電とプラズマの発生
5-2-2 放電装置
5-2-3 実際の放電処理例
5-3 大気圧プラズマ処理
5-3-1 パルス型
5-3-2 最近の大気圧プラズマ法
5-4 紫外線処理
5-4-1 紫外線処理と分子破壊
5-4-2 紫外線処理の実際
5-5 火炎処理
5-5-1 通常法
5-5-2 イトロ処理
5-5-3 雰囲気ガス組成効果
5-6 シランカップリング剤処理
5-6-1 処理機構
5-6-2 処理条件の影響
5-7 グラフト処理
5-7-1 ラジカル発生法
5-7-2 処理条件の影響

6.表面処理に伴う表面分子構造の変化
6-1 空気雰囲気
6-2 窒素雰囲気

7.表面処理面のキャラクタリゼーション
7-1 X線光電子分析法(XPS)
7-1-1 元素分析
7-1-2 官能基分析
7-2 全反射赤外分析法(ATR)
7-3 原子間力分析法(AFM)
7-4 飛行時間型二次イオン分析法(TOF-SIMS)

8.表面処理の実例
8-1 塗膜の接着強度の改善
8-2 LDPEとPETの接着
8-3 芳香族ポリイミドフィルムと銅箔の接着
8-4 PVAcの表面処理

【質疑応答】