「GeForce RTX 3050 StormX OC」の実力を試してみた
GeForce RTX 3050の詳細なパフォーマンスは加藤氏のレビューにおまかせするとして、「GeForce RTX 3050 StormX OC」の基本性能と、シングルファンGPUクーラーの冷却性能を試してみることにした。
テスト環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 7 5800X」 (8コア/16スレッド、3.8~4.7GHz) |
CPUクーラー | ARCTIC「Liquid Freezer II 280 Rev.4」 (簡易水冷、280mmラジエーター) |
マザーボード | MSI「MEG X570 UNIFY」 (AMD X570、ATX、BIOS Ver.7C35vAA) |
メモリー | G.Skill「F4-3600C16D-32GTZNC」 (DDR4-3600 16GB×2) |
ビデオカード | Palit「GeForce RTX 3050 StormX OC」 (GeForce RTX 3050、8GB GDDR6) |
ストレージ | Samsung「980 PRO MZ-V8P2T0B/IT」 (2TB、PCIe4.0 NVMe SSD) |
電源ユニット | SUPER FLOWER「LEADEX PLATINUM SE 1000W」 (1000W、80PLUS PLATINUM) |
OS | Microsoft「Windows 11 PRO」 |
室温 | 17度 |
軽く性能をチェックしてみると、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ 公式ベンチマーク」では、フルHD解像度最高品質で“非常に快適”指標の1万6862スコア、平均フレームレート114.43fpsを記録した。
続けて最新ゲーム「レインボーシックス エクストラクション(R6E)」を、解像度をフルHD、解像度品質を100%固定に設定し、総合品質の最高と中で、ゲーム内ベンチマークを実行した。
最高品質の平均フレームレートは103fpsになっているが、最小は60fpsを切ってしまった。「レインボーシックス シージ」では、同設定で最小198fps、平均235fpsなのでR6EはGPU負荷が意外とアップしている。ゲーミング液晶と組み合わせてのプレイは最小98fps、平均136fpsの中画質をベースにカスタマイズすることになる。
最後はレイトレーシングに対応する「ファークライ6」を試してみた。設定はフルHD解像度、最高画質、レイトレーシング オンの状態と、AMDの超解像度技術「FidelityFX Super Resolution(FSR)」を「Quality」で有効にした状態に設定。ゲーム内のベンチマーク機能を使ってフレームレートを計測した。
ギリギリではあるが、フルHD解像度ならレイトレーシングを効かせた最高画質でのプレイを楽しむこともできる。フレームレート余裕を持たせるなら、FSRを利用することで最小フレームレートも60fps超えが可能な性能になっている。

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