前へ 1 2 3 4 次へ

e-Taxだと還付金の入金が早いよ!

【2022年提出 確定申告】個人事業主やフリーランスが年内までにやることリスト

松下典子 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

まだ持っていない人は
年内にマイナンバーカードの取得に向けて手続きしよう

 e-Taxを使うと、①青色申告特別控除額が10万円アップ、②還付金がある場合は書面による提出に比べて3週間程度早く受け取れる、③税務署に行かなくても済むので交通費と時間の節約になる、といったメリットがあります。

 e-Taxには、マイナンバーカード方式と、ID・パスワード方式の2通りの方法がありますが、ID・パスワード方式を利用するには、税務署での手続きが必要なので少し面倒です。また、ID・パスワード方式はあくまでマイナンバーカードが普及するまでの暫定措置なので、廃止される可能性があります。

 マイナンバーカードは役所の窓口に出向かなくても、スマホやパソコンからオンラインで手軽に申請できます。公的証明書の発行やマイナポイントがもらえるなどたくさんのメリットがあるので、まだ持っていなければこの機会に取得してはいかがでしょうか。

各種保険や医療費控除のための領収書など、必要書類を整理

 所得税の控除には、基礎控除や青色申告特別控除のほか、扶養控除、配偶者控除、国民健康保険や年金などの社会保険、個人で加入している生命保険や地震保険、小規模企業共済、寄附金控除、(一定期間に契約・入居した)住宅ローン控除など、さまざまなものがあります。

 1年間に10万円以上の医療費を支払っていたら、医療費控除が受けられます。病院にかかった治療費だけでなく、通院の交通費やセルフメディケーション税制対象の医薬品も医療費対象となるのでぜひ活用しましょう。また、大雨や地震で家財が被害を受けた場合は、雑損控除が受けられます。

 まずは自身がどの控除の対象になるのかを調べて、証明書や領収書など必要な書類を集めておきましょう。

 2021年(令和3年分)の確定申告書の受付期間は2022年2月16日から3月15日までですが、年度末は忙しく、経理の時間は取りにくくなります。マイナンバーカードの取得など駆け込みでは間に合わないものもあります。余裕があるうちに作業を進めて、2022年に提出する確定申告をスムーズにこなしましょう。

 
前へ 1 2 3 4 次へ

この記事の編集者は以下の記事もオススメしています

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
02月
03月
05月
06月
07月
08月
11月
12月
2018年
01月
02月
03月
04月
06月
07月
09月
10月
12月
2017年
01月
02月
03月
04月
05月
07月
10月
11月
12月
2016年
01月
02月
03月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2015年
01月
02月
03月
06月
07月
10月
11月
12月
2014年
01月
02月
03月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2013年
05月
10月
11月
12月
2012年
06月
07月
11月
12月
2011年
02月
09月
11月
2010年
01月
02月
03月
04月
05月
11月
12月
2009年
10月
12月
2008年
01月
04月
09月
2007年
01月
03月
05月
10月
11月