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T教授の「戦略的衝動買い」 第658回

往年の名機シチズン「ツノクロノ」復刻モデルを衝動買い

2021年11月11日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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シチズンのスタンダードモデルはショップユニークモデルに比べると多少地味だが、飽きのこない安定の定番商品だ

48年経った今もユニークで普遍的

 改めて48年の時間を超えてクロノグラフ チャレンジタイマーと現代のツノクロノの共通点を考えてみると、38mm径のポッチャリケースと3つのインダイヤルイメージ、そして何より特徴のコアとなるストップウオッチボタンの配置の3つだけだ。その他の要素は、ほとんど異質だと言っても差し支えない。

 しかし実物のツノクロノを目の当たりにすると、そんな大差を一気に忘れさせるドヤ顔をした2本のツノとヘアライン仕上げのポッチャリした腕時計ケースのコンビネーションが、前面に迫りでてくるのだ。ストップウオッチUIの最適化と機能の最大化を目指して考えられた当時のデザインの骨格は、48年経った今もユニークで普遍的なのだ。

 ツノクロノはシチズンのスタンダードモデルとして、2モデルがラインナップされている。加えてショップとのコラボモデルとしてBEAMS、BEAUTY & YOUTH」「JOURNAL STANDARD」「オンタイム・ムーヴ」「レッドモンキー」の各ブランドから6モデルが販売されている。

 ショップブランドの顔ぶれを見る限り、ツノクロノのターゲットセグメントは俗に言うミレニアム世代だと思うが、筆者のような隠れシニアファンもそこそこいそうな古くて新しく楽しいツノクロノだ。すでに売り切れが多いかもしれないが探してみる価値はありそうだ。

主なスペック
●製品名:シチズン「シチズンコレクション レコードレーベル TSUNO CHRONO(スタンダードモデル)」
●型番:AN3660-81L
●駆動方式:クォーツ
●キャリバー:0510
●防水性能:5気圧
●ケース材質:ステンレススチール
●ケース表面処理:一部めっき(ジェットブラック色)
●バンド素材:ステンレススチール
●ケース径:38.0mm
●ケース厚:11.7mm
●ガラス:球面クリスタルガラス
●主な機能:秒針停止機能、日付表示、日付早修正機能、1/1秒クロノグラフ(12時間計)など
●モデルバリエーション:ホワイト、ネイビー
●付属品:専用ケース(ディスプレイ用スタンド機能付き)など
●価格:2万6400円

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:シチズン時計「シチズンコレクション レコードレーベル TSUNO CHRONO(スタンダードモデル)
・購入:オンタイム 銀座ロフト店
・価格:2万6400円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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