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新車を買った情報2021 第84回

ロードスター、キャンピングカーになる

2021年09月26日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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実質的に内容積が減ったのはデメリット

 良いところばかりに見えるスタッキングタイプですが、デメリットもあります。蓋の天面をフラットにしたことで全体の高さは370mmから357mmに。箱自体の高さは変わっていませんから、蓋が薄くなったわけです。比べてみましょう。

 左がスタンダードタイプの蓋。右がスタッキングタイプ。スタンダードタイプは蓋のに高さがあるため、荷物を少し盛って入れても蓋は閉まってくれます。スタッキングタイプはこの余裕がないので、今までと同じように詰めたら蓋が閉まらん、なんてことがあるかもしれません。

 逆にスタッキングタイプしかないロータイプは、スタンダードタイプの蓋を使うと内容積を若干増やせます。ロードスターの場合、スタッキングしてトランクに積めはしないのでこっちのほうがいいかも。蓋だけ別売にして欲しい気もしないではありません。

自作テーブル板もあった方が便利

 そしてスタッキングタイプのメリットは裏返さなくてもテーブルになる点ですが、素材が樹脂ですから、あまり熱いものは置きたくありません。だから自作によるテーブル板も、まだまだ必要です。ちなみに最近は量産品も出ています。

 ホームセンターのDCMグループは「トランクカーゴ専用テーブル」を製品化。自社でOEM供給を受けている30/50/70L用で、それぞれ980円、1280円、1580円と日本製ながらリーズナブル。スタッキングタイプにも問題なく使え、私はこれの50L用をロータイプに使っています。

 50L用は二分割式で収納に便利ですが、これでもロータイプの場合は大きい。これを入れると他の荷物が入りません。

 そこで私は片方だけ使っております。蓋を裏返さずに載せても、スノコの裏板がスタッキング用ガイドにハマって良い感じになります。なお本家リスさんもスタッキングタイプで使うテーブル板の型紙を公開されております。トランクカーゴのテーブルはもはや文化ですな。

トランクカーゴ テーブルを作ろう!|型紙データ公開|トランクカーゴ(TRUNK CARGO)【公式】

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