その5 独特なミラーは慣れが必要
車内両端のディスプレーがサイドミラーの役割を担っているのですが、とても見やすく画像も鮮明&雨の日も視界がクリアで安心です。そこはGOODなポイントでしたが、私は距離感が掴めませんでした。高速道路の合流の時に特にそれを感じて、後ろの車とどれくらいの距離が空いているのか分からなくて、振り返って目視で確認しました。ウィンカーを出すと、赤線で車間を表示してくれるのですが、赤線が細いので高速道路でスピードを出している時、車線変更などの瞬時の判断が要求される時は×でした(私の運転スキルがないというのもあります)。
あとは、車内のサイドミラーのディスプレイには走行中の流れる景色が映ります。車外にあるサイドミラーだと、見たいときに自分で確認するということが可能ですが、車内の両端にサイドミラーがあると嫌でも視界の両端に写りこんできます。最初は、これに慣れなくて少し車酔いをしてしまいました。個人差はあると思いますが、こういう人もいるんだ~程度に知ってもらえれば。
その6 スマホとの連携が便利
Honda eの魅力といえば、スマホと車両を連携させると、スマホ自体が鍵になる&車内にスマホを持ち込み、指定の位置にかざすとエンジンがかかるなどのハイテク機能です。
「スマホが鍵になる機能っていつ使うんだろ?」と思っていましたが、意外と使えるシーンが多かったです。鞄の奥底に鍵があって取り出すのが面倒なとき(最近スーパーのビニール袋もお金がかかるから鞄にギュウギュウに手羽元などを突っ込む)、スマホはポケットに入れていることが多いので手早く取り出せて便利でした。
ぶっちゃけ「私に便利機能使いこなせるんか!」と思っていたのですが、これが簡単に使えます。アプリに分かりやすく表示されるので、使いこなすのに時間はかかりませんでした。私が良く使ったのは、どこの駐車場に停めたか分からなくなったときに車両を探す機能(都内って駐車場ありすぎて分からなくなりません?)。距離やマップも表示されるので助かりました。
その7 電気自動車あるある
最後に、電気自動車に乗ったからこそ分かった「電気自動車あるある」を紹介していきます。それは、充電中にメーカーを問わず、電気自動車オーナーと仲良くなれるということです。充電中にDVDでも見るか~と思っていても「この車、見かけないけどHondaの車? 電気自動車なの? 」とか「航続距離どれくらい? 走り味ってどうなの?」とか、私と同じく充電中の電気自動車オーナーに色々話しかけられます(笑)。自動車メーカーは違えど 、同じ充電ポートで充電出来る車種も多いので色々な自動車メーカーの方と仲良くなります。
輸入車であるテスラの充電ポートが近くにあった時は、テスラオーナー、Honda eに乗っている私、リーフオーナーで電気自動車についてのお話もさせてもらいました。出会った電気自動車のオーナーたちも、充電中にすることがないから、ついつい話しかけてしまって気づいたら1時間経っていることもあると仰っていました。
充電中、同じ電気自動車にのる人達と話すというのも、乙なもんですよ!
【まとめ】電気自動車だからこそのカーライフを楽しめる
ガソリン車も電気自動車も、車という同じカテゴリーなので大きく違うということはありません。ですが、「電気自動車だからこそ味わえる」走りやハプニングも沢山ありました。まだ身近な車とはいえないので、購入時には悩む方も多いと思います。今回のレポートが、そんな方の参考になると嬉しいです。
後編では、私が電気自動車に対して思った疑問&ネットなどでよく話題に上がっている疑問などを「Honda e 開発責任者の一瀬さん 」にお伺いしています。後編もお楽しみに!
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