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HPCシステムズ、AI技術×計算化学技術の融合で、新規高機能材料開発を加速するマテリアルズ・インフォマティックス(MI)ソフトウェアに関するWebサイトを公開

PR TIMES

HPCシステムズ株式会社
所望の物性を有する分子構造の探索-MIを用いた新たな新素材開発のステージへ―

ハイパフォーマンスコンピューティング分野のニッチトップ企業であるHPCシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 小野 鉄平、以下HPCシステムズ)は、機械学習と計算化学技術を組み合わせた「逆問題・逆解析」の手法を用いて、所望の物性を満たす分子の候補構造を提案するマテリアルズ・インフォマティックス(MI)ソフトウェアを開発し、それに関するWebサイトを2021年7月1日より公開することを、お知らせいたします。




これまでの素材開発は、研究者が経験を基に所望の物性を持つと期待される分子構造を考え、実際に合成、物性測定を繰り返すことで行われてきました。近年は、これに計算による機能発現のメカニズムの解明とスクリーニングを行うことで研究開発の加速が図られるようになってきました。

これからの素材開発は、所望の物性を入力するとコンピュータがその物性を有する分子構造を探索するマテリアルズ・インフォマティックス(MI)を活用して、より高機能・高性能な素材をより短期間で開発することを目指します。

当社が開発したMIソフトは、当社オリジナルのアルゴリズムにより所望の物性を有する多様な分子構造を探索し提案します。この時、複数の目的物性を考慮することができ、合成の可能性や溶剤溶解性等の指標をも含めたスコアを算出することができるため、実用的な分子構造の探索ができます。

実験や計算データがある場合は、機械学習により高速な分子構造の探索ができます。データが無い場合は、候補分子構造についてシミュレーションしながらデータを蓄えていくことができます。

また、このソフトウェアはデータベース作成機能を有しており、分子構造と実験値または計算値を入力することで、データベースの作成やデータを追加することができます。

さらに、研究者の発想も大切にしています。機械学習は、高速で物性を予測します。研究者が思い付いた化学構造を入力すると、機械学習により複数の物性値を瞬時に推定して表示することができます。この機能により、開発者は自分自身の考えをブラッシュアップしながら、原料の入手性や得意な反応を考慮した分子設計を行うことができます。

■MI (Materials Informatics) Webサイト
https://www.hpc.co.jp/chem/materials-informatics/


HPCシステムズについて
HPCシステムズは、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)分野のニッチトップ企業です。
HPC事業では、科学技術計算用高性能コンピュータとシミュレーションソフトウェア販売、科学技術計算やディープラーニング(深層学習)環境を構築するシステムインテグレーションサービス、シミュレーションソフトウェアプログラムの並列化・高速化サービス、計算化学ソフトウェア、マテリアルズ・インフォマティクスのプログラム開発・販売、受託計算サービス・科学技術研究開発支援、創薬研究開発や素材・材料研究開発分野向けサイエンスクラウドサービスをワンストップで提供しています。また、CTO事業では、顧客の用途、課題をヒアリングしながら、価格・性能・品質・高低温・防塵・防水・静電対策・過酷な環境に対する高耐久性など多種多様の対応が求められる、工場生産設備・製造装置・検査装置、制御機器や交通インフラ、自動運転、リテール店舗などのコントローラーとしての産業用コンピュータやエッジコンピュータの仕様提案から開発、生産、保守サポート、長期安定供給を実現しています。


社名 HPCシステムズ株式会社  https://www.hpc.co.jp/
所在地 東京都港区海岸3丁目9番15号 LOOP-X 8階
設立 2006年7月3日
資本金 2億907万円 (2021年3月末現在)
代表者 代表取締役 小野 鉄平