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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第124回

プロボックスは商用車にしておくのはもったいない! すべてが平均値の安心感

文●矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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 クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。今回は、「プロボックス」についてレポートしていきたいと思います。1週間間乗ってみて分かった、良かったこと&悪かったことをお伝えできればと思います。購入を検討されてらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください!

プロボックスはこんなクルマ

 トヨタが販売しているライトバンで、カローラバンの後継車です。バンとしての使い勝手を念頭に置いた専用設計で開発され、ヴィッツ系統のプラットフォームを元に作られた貨物のバンモデルとなっています。商用車ではあるものの、ベースとなったヴィッツやカローラ(E120系以降)の一部パーツが流用可能&価格の安さ&車重の軽さもあり、ドリフトやジムカーナといった競技用車両としての需要も高いです。

 英語で「プロフェッショナル」と言う意味の「Pro」と、「箱」を意味する「box」を組み合わせ、「プロフェッショナルのための箱」と言う意味を込めて車名がつけられたそうです。

 今回は、プロボックスで運送のバイトを1週間してきました(知り合いの印刷会社)。そこで気付いた、プロボックスのあれこれを紹介します。

トヨタ プロボックス DX 1.5L ハイブリッド車の
主なスペック
サイズ 全長4245×全幅1690×全高1525mm
ホイールベース 2550mm
車重 1160kg
エンジン 1496cc 直列4気筒DOHC
最高出力 74PS(54kW)/4800rpm
最大トルク 111N・m(11.3kgf・m)/3600~4400rpm
価格(税込) 185万3500円

 それでは、細かくチェックしていきましょ~。

その1 維持費&ランニングコストについて

 プロボックスは4ナンバー小型貨物車なので、毎年車検があります。「え、維持費が高くなるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、自動車税&車検など必要な経費をトータルで見ていくと、実は5ナンバーの乗用車より安いんです! というのも、プロボックスは「貨物車=仕事のための車」という位置づけなるので、自動車税(1万4300円)が軽自動車並みにかからないからです。

 あとは、車両価格が安いのも魅力的。ガソリンエンジンで、139万9200円~188万8700円、ハイブリッドモデルで、185万3500円~200万2000円となっています。燃費は私が実際に80kgの荷物を積んで走ったところ、21.6km/L、クーラー使用時18.6km/L(エコ運転なし)となっており、かなり経済的です。もちろんレギュラーガソリンです。

その2 走行性能はクセがなく平均的

 良い意味で特徴がなく、普通で乗りやすかったです。乗り味が固いわけでもなく、柔らかいでもなく、ハンドルが切れるというわけでもなく「すべてが平均的」なクセのない車でした。誰でも扱いやすいので、不特定多数の人が運転する社用車としてはピッタリですね。

 加速はスムーズでGood。80kgの荷物を積んで都内&高速&郊外を走りましたが、馬力が足らないと感じることはありませんでした。凹凸を越えた感想は、衝撃を吸収するというよりは、なだらかに越えていくという印象を受けました。突き上げ感は気にならず、とても乗りやすかったです。

 走行音に関しては、エンジン音&路面のざらつきの音が少し気になりました。ただ、うるさくて車内で話せない! という程ではありません。高速に乗るときは、ラジオのボリュームを2ほど大きくしました。 ステアリング周りのボタンは5つしか付いていません。自動運転などの機能は搭載されていませんが、ボタンが沢山ないので「あれ? このボタン何だっけ?」という心配がないし、わかりやすいという利点があります。

左側には、ecoモード、EV モードのボタンのみ

右側には、滑り止め防止ボタン&ライトの向きを調整するボタン&ミラーの向きを調整するボタンのみ

その3 車内の居住性は余裕あり!

 運転席と助手席はかなり広々です。158cmの私が座ると、足を広々伸ばせるし、まだ余裕があります。シートは、身体を預けると少し反発するくらいの固さで、座りやすい&寝やすいです。両端に突起があるので、昼寝の時に寝返りをうってもシートから落ちる心配がありません。ただ、後席のスペースは狭いです。下の写真をご覧ください。

助手席を中央の位置まで下げた状態です。足があたってしまって、かなり窮屈に感じます。シートは固いので、長時間座っているとお尻が痛くなります

厚さもかなり薄いです

ラゲッジスペースは、かなり広い! 私の足が短いのかもしれませんが、コの字になれば、なんとか寝れます(笑)。間口が広く、荷物を積み込みやすいというのもうれしいポイントです

 ここで、矢田部恒例「寝転んでみました」のコーナー(誰得ww)。後席を倒すと、充分寝転べます。フルフラットになるので、かなり寝やすいです。

ちなみに、がっちりした体格の175cmカメラマンも余裕で寝転べます。運送のバイト中、パーキングエリアで何度も寝転びました(笑)

 長距離走行でも疲れにくいシートなど、乗用車の派生ではなく、あくまでも商用バンをメイングレードとして考えられていると感じました。

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