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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第102回

クルマ好き女子がHonda「S660」に2ヵ月間乗ってわかった良いトコ&悪いトコ

文●矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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 クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。今回は、2022年3月で販売終了が発表されたHondaの軽スポーツ「S660」についてレポートしたいと思います。Hondaさんから長期貸し出ししてもらい、2ヶ月間乗ってみて分かった、良かったこと&悪かったことをお伝えいたします。中古車などで購入を検討されてらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください!(新車のオーダー受付は終了)

オープン! ミッドシップ! 2シーター!
S660はこんなクルマ

 オープン2シーター(2人乗り)で、660ccの直列3気筒ターボエンジンをリアに搭載しています。トランスミッションは6速マニュアル&CVTの2種類。小さいながらも、ミッドシップスポーツカーのS660は幅広い年齢層の方に人気の車です。

S660 モデューロ X って何?

 そんなS660ですが、私が長期間試乗したのは「S660 Modulo X(モデューロ エックス)」 です。モデューロ Xって何? という方もいらっしゃると思うので、簡単に説明をします。

 ホンダ車のアクセサリーなどを手がけるホンダアクセスが、市販化されているS660にさらに手を加えることによってワンランク上の上質な走りを実現したのがS660 モデューロ Xです。走りに関しては、私でもわかるくらいまったく別物です(後述します)。専用外装などがあり、外観&内装もS660 モデューロ Xの方がスポーティーな雰囲気に仕上がっています。

 S660と乗り味などは違えど、利便性などに関しては同じなので、S660 モデューロ Xの購入を検討されている方も参考になると思います。

Honda「S660 Modulo X」
主なスペック
サイズ 全長3395×全幅1475×全高1180mm
ホイールベース 2285mm
車重 850kg
エンジン 660cc 水冷直列3気筒
最高出力 64PS(47kW)/6000rpm
最大トルク 104N・m(10.6kgf・m)/2600rpm
価格(税込) 304万2600円

S660の良いところ その1
維持費&ランニングコストが安い

 そもそも軽自動車なので、自動車税は1万800円と必要経費を抑えることができます(ちなみに2000ccの普通車だと3万9500円)。重量税&初期登録の費用も普通車に比べて安く、高速料金も安く設定されています。あとは、メンテナンス代が少なく済むのもうれしいポイント。たとえば、オイル交換の際にS660の必要オイル量は2Lくらいなのに対し、私の愛車ランドクルーザー76は5Lくらい必要です。小さいから少量で済むというのはお財布に優しいですよね。実際の燃費は1リッターあたり17km~20kmとかなり良かったです(CVTの場合)。

 スポーツカーとしても、乗用車としてもお金がかからないというのはGoodです! スポーツカーはたいていお金がかかるものなので。

S660の良いところ その2
走行性能が良い

スポーツカーというだけあって、走りは抜群です

運転席の真後ろにエンジンがあるので、振動や音が背中から伝わり、疾走感を味わうことができます。ミッドシップスポーツカーに乗ることがあまりないので、S660だからこそ味わえる走りだなと思いました

走りに特化した、S660 モデューロ Xのダンパーには5段回の減衰力調整ダイヤルが備わっています。付属の専用ダイヤルを使ってカチッと回すだけで足まわりの固さが調整できます

 ちなみに、冒頭でS660とS660 モデューロ Xの走りが別物と書いたのですが、実際に試乗してどう違ったかを記しておきます。

 意外にもS660の方が突き上げ感がありました。街乗りは、平坦な道を走っていても路面の小さな凹凸を拾って跳ねる感じがあります。高速道路では、拾った振動が収まる前に次を拾って、振動が倍増していくように感じました。

 S660 モデューロ Xはサスペンションや空力が緻密に考えられているので安定感が増し、凹凸を越えるとストンと振動を吸収する&カーブを曲がるときはダウンフォースによりピタッと路面に張り付く感じがします。

 どっちが良い悪いではないのですが、乗りやすいという面から、S660 モデューロ Xの方が私の好みです!

S660の良いところ その3
車両カスタムの選択肢が多い

 モデューロ Xや無限など、アフターパーツが多いのも魅力の1つです。好きなパーツを装着し、自分に合う外装&走りを追及するというオーナーも大勢います。お気に入りの1台に仕上げていくという達成感がたまらないという人は多いはずです。

S660の良いところ その4
オープンカーならではの楽しさ

 真上を見上げると空が見えるというのは、かなり胸熱なポイントです。オープンにしていると乗り降りもしやすいので、晴れた日は常にオープンにしていました。夏の日差しが強いときは厳しいかもしれませんが、帽子を被るなりサングラスをかけるなりで対処して、オープンエアを楽しみたいですね。

 オープンにしても運転席&助手席の窓ガラスを閉めると、80km/hくらいまでは車内に風を巻き込まないので、髪の毛がぐちゃぐちゃに乱れることがありません(女子の皆様、ご安心を!)。ちなみに、雨の日は80km/hくらいで走るとオープンでも雨が車内に入ってきません。街乗りだと80km/hで走り続けるのは無理ですが……。

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