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最新パーツ性能チェック 第345回

2世代前から速度爆上げで価格は1万円安!インテル「SSD 670p」をレビュー

2021年06月08日 11時00分更新

文● ジサトライッペイ 編集●ASCII

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SSD 665pやSSD 660pの1TBモデルと比較

 ここからはSSD 670pの速度検証に移ろう。今回は512GBと1TBの2モデルを入手したが、現行SSDの主戦場は1TBのため、従来モデル「SSD 665p」と「SSD 660p」の1TBモデルと比較することにした。すべてデータドライブとして接続し、検証している。

検証SSDのスペック
製品名 SSD 670p SSD 665p SSD 660p
容量 512GB 1TB
フォームファクター M.2 2280
インターフェース PCI Express 3.0×4、NVM Express 1.4 PCI Express 3.0×4、NVM Express 1.3
NANDメモリー 144層3D QLC NAND 96層3D QLC NAND 64層3D QLC NAND
順次読み出し(最大) 3000 MB/s 3500 MB/s 2000 MB/s 1800 MB/s
順次書き込み(最大) 1600 MB/s 2500 MB/s 1925 MB/s 1800 MB/s
ランダム読み出し(8GB スパン、最大) 110000 IOPS 220000 IOPS 160000 IOPS 150000 IOPS
ランダム書き込み(8GB スパン、最大) 315000 IOPS 330000 IOPS 250000 IOPS 220000 IOPS
耐久性評価(書き込み上限数) 185 TBW 370 TBW 300 TBW 200 TBW
保証期間 5年
初出価格 8400円前後 1万4600円前後 2万700円前後 2万5500円前後

 また、PCI Express 3.0対応SSDは従来のPC環境に増設することも多いと思うので、検証は自宅で現役稼働中の4年前に自作したCore i9-7980XE搭載PCで行なった。チップセットがIntel X299とやや古いので、若干値が下がる可能性はあるが、そこはご了承いただきたい。なお、検証を始める前に用意したSSD 660pのファームウェアが古かったため、インテルの純正ツール「Intel Memory and Storage Tool」(そのまんまな名前だがわかりやすくて筆者は好き)でファームウェアを最新状態に更新した。

検証環境
CPU Intel「Core i9-7980XE」(18コア/36スレッド、2.6~4.4GHz)
マザーボード ASUS「ROG RAMPAGE VI EXTREME」(Intel X299、BIOS 3403)
メモリー G.Skill「Trident Z RGB F4-4000C18Q2-64GTZR」(8GB×8、DDR4-3733/CL17-17-17-37 T1/1.35Vで運用)
ストレージ システムドライブ:Intel「SSD 760p SSDPEKKW512G8XT」(NVMe M.2 SSD、512GB)

データドライブ:Intel「SSD 670p SSDPEKNU512GZX1」(NVMe M.2 SSD、512GB)、Intel「SSD 670p SSDPEKNU010TZX1」(NVMe M.2 SSD、1TB)、Intel「SSD 665p SSDPEKNW010T9X1」(NVMe M.2 SSD、1TB)、Intel「SSD 660p SSDPEKNW010T8X1」(NVMe M.2 SSD、1TB)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(May 2021 Update)

Intel Memory and Storage Tool。PCに導入しているインテル製SSDの情報が詳しく見られるほか、ファームウェアの更新が実行できる。「時代遅れ」とか「最新の」など、日本語訳がややぶっきらぼうだがそこはご愛嬌である

なお、ストレージの情報は無料のモニタリングツール「CrystalDiskInfo」でも確認できる。こちらはSSD 670p 1TBモデルの情報

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