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T教授の「戦略的衝動買い」 第634回

世界最軽量634gの13.3型ワイド液晶搭載ノートPC「LIFEBOOK」を衝動買い!

2021年05月27日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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 LIFEBOOKムサシは、ThinkPad X1 Nano(16:10)と違う、縦横比が16対9の液晶(13.3インチ、1920×1080ドット)を採用している。どちらが今風のトレンドかを決めたがる人もいるが、どちらが良いかはユーザの好みだろう。

液晶縦横比が16:10のThinkPad X1 Nano(左)と16:9のムサシ(右)

偉業を成し遂げたエンジニアへのオマージュ
ケースやアクセサリー類は、できる限り軽量にして持ち歩きたい

 縦横比の違いは、筆者のように専用ケースをぴったりサイズで揃えている場合には、影響ある時もある。今回は一昨年、京都の一澤帆布でThinkPad X1 Nano用にあつらえたケースにLIFEBOOKムサシは横幅が広く、物理的にまったく入らなかった。一方、当コラムでもご紹介した“MOFTキャリースリーブ”にはピッタリだった。

一昨年、ThinkPad X1 Nano用にあつらえた一澤帆布製ブリーフにムサシは入らなかった

ThinkPad X1 Nanoでは横幅が余っていたMOFTキャリースリーブにムサシはピッタリだった

 武蔵中原で日々たゆまぬ努力をして1g、1gとほんのわずかな重さを減量して、ついに目標の634gを成し遂げたLIFEBOOKムサシにはできる限り軽いケースやACアダプター、ケーブルと一緒に持ち歩きたいと思った。これは偉業を成し遂げたエンジニアへのオマージュだ。

 そもそもたった634gのモバイルPCを、300gのモバイルPCケースに入れて運ぶなんて気が狂ったも同然だ。今やケースで堅牢なPCを守る時代ではない。今、筆者のLIFEBOOKムサシは、USB PDケーブル(26g)とUSB PD ACアダプター(76g)、そしてたった68gのTYVEK製ブリーフケースで総重量800gを切る797gを実現している。

世界最軽量ムサシ用に自分なりに選んだ世界最軽量のUSB PD ACアダプター(65W)とUSB Type-C PDケーブルの両方でたった102gのコンビネーション

いまだにこの68gをくぐった軽量ケースはないので今のところ軽量級チャンピオンのTYVEK PCブリーフケース(サードウェーブのノベルティ:非売品)

なんとムサシ+PD ACアダプターLUSBケーブル+TYVEKケースの総合計でもたったの797g

 筆者がパソコンの楽しさを知った富士通FM-7を手に入れてから、すでに30数年。そして同社は軽量化では他社の追随をまったく許さない偉業を成し遂げた。次期世界最軽量モバイルPC発表の席では、超軽量モバイルPCにふさわしいACアダプターとPDケーブル、そして大人の事情があっても、プリロードアプリの選択にはもう少しセンスを発揮してほしい。

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:富士通「LIFEBOOK UH-X/E3」FMVUXE3B
・仕様:13.3型ワイド液晶/Core i7 1165G7/メモリ 8GB/SSD 1TB/Windows 10 Pro 64ビット/Office Home and Business 2019/ピクトブラック
・価格:約20万円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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