ゲームに勝つための超軽量ワイヤレスマウス「Razer Orochi V2」実機レビュー
PCゲームをプレイする際に絶対に譲れないのがダイレクトな操作感だ。特にFPSをプレイする際に素早く、正確にエイムできなければ、勝利は遠のく。また長時間プレイする際には物理的な軽さも重要な要素なのは言うまでもない。そこで今回推したいのが、5月28日に発売の超軽量高速ゲーミングワイヤレスマウス「Orochi V2」(税込希望小売価格8980円)だ。
優美なのに工夫が凝らされたフォルム
アンダー60gの軽量性を両立
Orochi V2の本体サイズは108×60×38mm、重量は60g以下(実測で59.1g、電池無し時)だ。
自然に握るとすっぽりと手のひらに収まるちょうどいいサイズ感である。ボディーのフォルムが特殊で、人差し指と中指が当たる部分にわずかに凹みを設けつつ、先が少し跳ね上がっている。素早い操作でも手のひらに吸いつくような安心感がある。
なお、筆者の手は長さ20cmと大きいので家族にも試してもらったが、比較的小さな手でも収まりはよいという意見を得られた。さまざまな大きさの手にフィットするように、形状が工夫されているわけだ。
第2世代Razerメカニカルマウススイッチに
Razer 5G高性能オプティカルセンサーの威力
左右マウスボタンには、心地よいクリック感と最大6000万回のクリック耐久性を実現した「第2世代Razerメカニカルマウススイッチ」を採用している。
押圧力は軽めだが、しっかりとしたクリック感が与えられており、素早く、確実にゲームでトリガーを引くことができる。
本体底面に内蔵された「Razer 5G高性能オプティカルセンサー」は解像精度が99.4%で、最大1万8000DPIの解像度が備わっており、繊細な指の動きがマウスカーソルに対して正確に再現される。長距離のエイミングが確実に有利になるはずだ。
なおオプティカルセンサーは、あえてマウス本体の前寄りに配置されている。手首の小さな動きでマウスカーソルを大きく動かせるようにするための理に適った設計だ。
電源はリチウム/アルカリ
単3/単4のどちらも選べるのがうれしい
電源はリチウムとアルカリを利用できるのは当然として、サイズも単3と単4の両方に対応している。
単3電池装着時は実測74g、単4電池装着時は実測70.4gと重さが変わる。長時間駆動を優先するなら単3電池、軽さを追求するなら単4電池を選べるわけだ。
ちなみにゲーミングを4時間、非ゲーミングを約8時間と想定した場合の駆動時間は、単3アルカリ電池で26.49日、単4アルカリ電池で約10.59日となる(製品公式サイトのシミュレーターで算出)。
底面の100%PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製マウスソールは摩擦係数が低く、テーブル上での滑りが非常によい。たしかに単3アルカリ電池装着時のほうがわずかに重くなり、素早く左右に振ると慣性を強めに感じるが、操作性自体は慣れで解消できる範囲だと思う。
独自のHyperSpeed Wireless Technologyで
低レイテンシーと高速伝送を実現
接続方式は、2.4GHz帯のワイヤレスドングル(HyperSpeed Wireless Technology)とBluetooth Low Energyのいずれかを選択可能である。低レイテンシー、高速伝送性能はワイヤレスドングル接続、駆動時間はBluetooth接続のほうが優れている。
ゲーム用途ならワイヤレスドングル接続一択だが、Bluetooth接続もほかのPCでビジネスワークに利用する際には重宝するはずだ。
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