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持続的イノベーションで、5Gの未来をリード

PR TIMES

ファーウェイ・ジャパン
ファーウェイ甘斌が5G-Advanced技術に関する共同イノベーション発表会での講演


 2021年5月15日、チャイナユニコム(中国聯通)とファーウェイは、「5G新テクノロジー、産業の新成長分野、ユーザー新体験」をテーマに、5G-Advanced技術に関する共同イノベーション発表会を開催しました。ファーウェイの無線ネットワークプロダクトライン バイスプレジデント 甘斌(ガン・ビン)は、「持続的イノベーションで、5Gの未来をリード」と題した基調講演を行い、5Gの進化に向けて5Gネットワークの優位性を構築するための5つの方向性について説明し、5G-Advanced産業を共に盛り立てるための協力を呼びかけました。

「持続的イノベーションで、5Gの未来をリード」と題した基調講演を行うファーウェイの無線ネットワークプロダクトライン バイスプレジデント 甘斌(ガン・ビン)
 イノベーションは技術の発展をリードする一番の原動力です。この1年の5Gネットワークの急速な浸透の道のりを振り返る時、ファーウェイとチャイナユニコムが共同で行った広帯域、マルチアンテナ技術のイノベーションの取り組みに触れないわけにはいきません。5Gの進化に向け、チャイナユニコムが提案した「インテリジェンスで実現する新しいビジョン、高速アップリンク、高度なセンシング」の3つの新しい成長分野で、いかに5Gの能力の境界を広げ続け、いかにコアの優位性を構築していくか、甘は5G-Advancedの5つのイノベーションの方向性を示しました。

方向性1:全帯域は5Gへ、Sub100Gはブロードバンドからウルトラブロードバンドへ移行
 スペクトラムリソースは無線ネットワークの基盤です。5G-Advancedでは、Sub100Gを最大限に活用しなければなりません。例えば6GHz帯の合理的な使用など、スペクトラムの新しいモデルを定義する一方、他方では全帯域のインテリジェントなアグリゲーションによって、断片化されたスペクトラムを柔軟に広帯域に集約して、5G進化の差別化のニーズを満たします。

方向性2:各帯域、各シナリオにマルチアンテナ技術を利用 広帯域による潜在力を引き出す
 TDD Massive MIMOは5G成功の基盤であり、5G-Advancedではマルチアンテナ技術をすべての帯域、すべてのシーンに導入し、広帯域の潜在力を十分に引き出す必要があります。TDD帯域に加えて、FDDは8T8RやMassive MIMO(M-MIMO)へ、ミリ波は超大規模アレイへ、全帯域はマルチアンテナへと進化する必要があります。また、マルチアンテナ技術は豊富なシナリオに適用することができ、屋内から屋外へ広がる分散型M-MIMO技術や、Meshネットワークなどのダイナミックトポロジー技術などいずれも、シームレスなモビリティとユビキタスな体験を実現します。

方向性3:全帯域のアップリンク・ダウンリンクの分離で、スペクトラムの価値を最大化
 企業の製造現場におけるマシンビジョンや大量のブロードバンドIoTでのアップロードの需要を満たして、多くの産業でインテリジェントなアップグレードを加速するために、5Gネットワークの開発ではアップリンクのギガビット能力がますます求められます。5G-Advancedではアップリンクとダウンリンクの全帯域のインテリジェントな選択により、アップリンクのTDDスペクトラムをフルに使い、柔軟なタイムスロットネットワークを用いて、アップリンクのギガビット需要を実現する必要があります。

方向性4:通信と知覚の一体化が、5Gアプリケーションの新空間を切り開く
 5G-Advancedは、M-MIMOのビームスキャニング技術をセンシング分野に適用することで、セルラーネットワークが通信とセンシングの両方を提供することを可能にし、さらにセンチメートルレベルの高精度ポジショニングを実現することで、IoVの路車協調システム、ドローンの水平線感知、スマートファクトリーの高精度ポジショニング、高速鉄道の電子フェンスなど産業界での活用が進むようになり、5Gアプリケーションの新たな可能性が開かれます。

方向性5:インテリジェントネットワークの構築とビジネスイノベーションの加速
 5G-Advancedでは、より多様なビジネスが登場します。異なるビジネスの異なるニーズを的確にかなえるためには、ネットワーク機能の開放を実現する必要があります。ビジネスの計画・構築・保守・最適化のインテリジェント化を通じ、さらにSLA保証によって、運用・保守の効率を向上させる一方、ロケーションアウェアネスなどのネットワークの新機能を開放し、ビジネスイノベーションを加速させ、各業界のネットワークの連携を強化します。

 先日開催された3GPPの第46回PCG会合で、5G進化版の名称が「5G-Advanced」と正式に決定し、今後10年間の5Gの継続的な進化の青写真が提示されました。5G-Advancedの将来における産業の新たな成長分野と新たなビジネスニーズに焦点をあてるために、甘は次のように話しました。「5G広帯域とマルチアンテナの価値はすでにはっきりしており、5Gの進化に向け、Sub100Gのフルスペクトラムの5Gへの移行、全帯域のインテリジェントアグリゲーションとアップリンク・ダウンリンクの分離への移行、マルチアンテナの全帯域・フルシナリオへの移行で、スペクトラムの価値を最大化し、ロケーションアウェアネスの新機能を構築して、5Gの未来をリードしていきます。」5Gの一層の飛躍を目指し、さらなるイノベーションを進めてまいります。5Gから5G-Advancedへ、ファーウェイは誠意を持って産業界の皆さんと連携し、5G産業のさらなるアップグレードを推進していきたいと考えています。