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【実機レビュー】アップル AirTagは“俺は忘れない”という自信家にも魅力あるトラッカーだった

2021年04月22日 22時35分更新

文● 本田雅一 編集●飯島恵里子

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勝手に仲介されるのは嫌? いやいや、プライバシー保護は完璧

 落とし物トラッカーを機能させるためには、近くにあるトラッカーを検出したスマートフォン端末が、そのトラッカー固有のIDと(端末自身が取得した)GPS情報をネットを通じてサーバにアップロードせねばならない。

 AirTagの場合、iOS自身が対応しているため、さまざまな場所にAirTagを仕込んでおけば、それらから上がってくる情報をもとに特定端末が移動した経路を探るといったことも技術的には不可能ではない。そこでアップルはその可能性を塞いでいる。

 iOS 14.5はAirTagの情報をiCloudサーバに中継する際、端末を特定できないよう端末固有のIDを類推できないトークンを用いる。その上、頻繁にトークンを更新するためサーバ側は同じ端末が報告した情報であっても、それが同じかどうかを判断することはできない。中継端末の秘匿性を高めることでプライバシーを保護しているのだ。

 さらに、誰かに勝手にAirTagを“仕込まれて”追跡される危険性も排除されている。iPhoneは(自身の端末とは)ペアリングされていない、またペアリングされている端末とも繋がっていないAirTagが長時間、近傍にあり続けることを検出すると端末上で警告を発してくれるのだ。

 見知らぬAirTagを検出した場合は、所有者でなくとも音を再生させることができるため、例えどこかに隠してあったとしても見つけることができる。実際にそうしたことをするものがいるかどうかはともかく、こうした機能があることで悪用を事前に抑制できるだろう。

 またNFCでアクセスするページでは、AirTagを無効にするために電池を抜く方法が紹介されるという丁寧さだ。

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