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マスクでもFace IDが使える! 最新「iOS 14.5」新機能まとめ

2021年04月27日 12時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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 4月27日、iOSの最新バージョンであるiOS 14.5がリリースされた。早速、新機能の概要について紹介する。

 そもそも、このタイミングで、同バージョンが配布される理由は、4月21日(日本時間)のAppleイベントで発表された紛失防止タグ「AirTag(エアータグ)」の発売が、4月30日であることが大きい。AirTagを利用するには、ペアリングする機器に、iOS 14.5(またはiPadOS 14.5)のインストール必要だからだ。新アクセサリーを購入したアーリーアダプターの方々は使用前にOSアップデートを忘れずにしておこう。

 このほかにもiOS 14.5ではいくつかの新機能が追加される。ここでは4つの新機能に注目したい。

新機能①:マスク装着時でもFace IDで認証可能に

 まず1つ目は、マスクを装着した状態でも、Face IDでロック解除できるようになるアップデートだ。言わずもがなコロナ禍においてマスクが欠かせない昨今、Face IDに不便を感じていた人には待望の新機能と言えるだろう。

 ただし、同機能は、iPhone単体では利用できず、同じく最新のwatchOSにアップデートした「Apple Watch」シリーズを装着することが前提となる。要するに、Apple Watchとの連携をもって、本人認証を簡略化するわけだ。従来Apple Watchを使ってなかった人にとっては、改めて購入を検討するきっかけになるかもしれない。

新機能②:広告のためのトラッキングに許可が必要に

 2つ目は、広告目的のトラッキング規制が強化されること。これも時代を反映したアップデートだと言える。

 具体的には、アプリが広告目的のトラッキングを利用するためには、ポップアップのリクエストを表示し、ユーザーがそれを承認しなくてはならなくなる。利用者から見れば、トラッキングの有無が分かりやすくなる点で歓迎したい内容だが、開発者やサービス提供側は注意が必要でと言える。

新機能③:最新ゲーム機のコントローラーに対応

 3つ目は、Apple Arcadeなどのゲームを遊ぶ際に、最新ゲーム機のコントローラーが利用できるようになること。具体的には、PlayStation 5の「DualSense ワイヤレスコントローラー」、およびXbox Series X/Sの「Xbox ワイヤレス コントローラー」に対応する。

 先般、Arcade向けに新タイトルが発表されたばかりでもあるので、これらのコントローラーを持っている方は、興味あるタイトルで連携を試してみるのも良いだろう。

新機能④:デュアルSIMで5G対応

 4つ目は、デュアルSIM状態でも5Gがサポートされること。デュアルSIMで5Gの恩恵を受けたいというユーザーはまだまだ母数が限られているとは思うが、長期的に見れば、重要なアップデートだ。

 例えば、従来の国内版iPhoneでは、物理SIMにeSIMを合わせて使っている状態だと、5G通信が利用できずLTE通信しかできないという制限があった。iOS 14.5にアップデートすることで、こうした利用状況でも5G通信が利用できるようになる。

 

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