■選ばれるのは「ラク」なデバイス
それでは、スマホとPCはどちらが便利なのでしょうか。ビジネス用途では会社のルールで決まっているなど選択の余地がない場合は多いものの、結局のところ「ラクなほうが選ばれる」と筆者は考えています。
たとえばビデオ会議では、映像やスライド資料を見つつ、同時にメモも取るといったマルチタスクが要求されることから、大画面や多画面を使えるPCのほうがラクです。
動画配信ではスマホからの視聴時間が伸びています。家族がいるリビングのTVではなく、自分の部屋で楽しめることが理由のひとつでしたが、自宅にずっといるなら、スマホを手で持ち続けるより据え置きのPCのほうがラクです。
仕事はどうでしょうか。メールの返信やスケジュール管理など、スマホでこなせる仕事は増えています。ノートPCを広げる場所がなくても隙間時間にどんどん仕事を進められるという意味で、スマホは必要不可欠なデバイスです。
ただ、複数のアプリを駆使して短時間で作業を終えようとすれば、やはりPCに優位性があります。ノートPCを持ち歩くのは決してラクではありませんが、仕事を終わらせるデバイスとして「PCのほうがラク」という人が多いはずです。
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