出荷時のデフォルト・エンドピースの幅に疑問
さて、アプリの導入や設定の詳細は次週の続編に譲るとして、筆者が今回、wena 3を衝動買いした最大の目的は、Suicaの使用と筆者がコレクションしている、いくつかのごく普通のアナログ腕時計のブレスレットをwena 3と交換することだった。
一番驚いたのは、wena 3の出荷時のデフォルト・エンドピース(バンド幅を決定する最後の駒幅)はなんと22mmだったことだ。筆者は100本以上の新旧の腕時計をコレクションしているが、なぜかラグ幅22mmという腕時計は天賞堂のグランドコンプリケーション腕時計とあともう一本しか見当たらなかった。
wena 3本体を買えば標準で付属する22mm幅のデフォルトエンドピースが、どういう過程や理由で決定されたのか、極めて興味深い。
筆者が当初、wena 3を取り付けようと目論んでいた腕時計は、ラグ幅20mmのロレックス「エクスプローラー II」、同「サンダーバード」、チューダー「デイデイト」、ユンハンス「クロノスコープ」、モンディーン「Stop 2 Go」、アランシルベスタイン「PIKTO SMILEDAY」など、いずれも極めてポピュラーなブランド腕時計ばかりだ。止むなく、オプションで販売されているラグ幅を20mmに調整できるエンドピースを注文したが、バックオーダーが多いのか2週間待ちとなった。
しかし、すぐにでもSuica機能を試してみたかったので、20mmのエンドピースが届くまでは22mm幅の天賞堂グランドコンプリケーション腕時計の本体ケース部分にwena 3を取り付けてみた。
wena 3のエンドピースには、世界的な腕時計ベルトメーカーであるフランス「カミーユ・フォルネ」が考案した「アビエ式ベルト」と同様のレバーピンが搭載されているので、本体ケースへの取り付けは簡単だ。しかし、その前にいくつかの駒を抜いて腕周りのサイズに合わせる調整が必要だった。
駒の取り外しの順序などは、wenaのヘルプガイドを見て簡単に理解できる。一般的なバネ棒外しだけでも十分できそうだったが、筆者は念のために腕時計用のソフトハンマーも併用して駒の取り外しを行った。
この連載の記事
-
第802回
トピックス
チプカシなのになぜかデカい! チプカシ型目覚まし時計を衝動買い -
第801回
トピックス
離席時に便利な電子ペーパー版メッセージボードを衝動買い -
第800回
トピックス
「いつもあなたのことを思ってる!」をポケットに入れられる! 「ポケットハグ」を衝動買い -
第799回
トピックス
PCにもつながるメカキースイッチ採用のレトロな多機能電卓を衝動買い -
第798回
トピックス
白内障で片眼の手術後、高度近視の筆者が自動焦点アイウェアの「ViXion01」を衝動買い(続き) -
第797回
トピックス
白内障で片眼の手術後、高度近視の筆者が自動焦点アイウェアの「ViXion01」を衝動買い -
第796回
トピックス
集合住宅の玄関から自室までをスマホだけで解錠 指ロボット「+Style スイッチ」を衝動買い -
第795回
ウェアラブル
オレンジ色のバンジーコードに惹かれてカシオ「PRO TREK」を衝動買い スマホ連動で時刻合わせが簡単 -
第794回
トピックス
これで最後にしたい「小さな財布」を衝動買い! -
第793回
トピックス
挿抜アクションがカッコいい! モバイルバッテリー「BT-20 Wingman」を衝動買い -
第792回
トピックス
指先で時刻を知るEUTOUR「磁気ボール腕時計」を衝動買い - この連載の一覧へ