スマートウォッチとして必要な機能を腕時計のバックル部分に搭載した、新型モデル「wena 3（ウェナスリー）」
ソニーは、腕時計のバックル部分に電子マネー・通知・活動ログ機能を集約し、任意の腕時計のヘッド部分に装着することでスマートウォッチ化できる「wena wrist」の後継機種として、新型モデル「wena 3（ウェナスリー）」3種を10月1日に発表、11月27日に発売する。
あわせてwena 3に適したヘッド部を2種発売する。デザインはインダストリアルデザイナー 山中俊治氏（11月27日発売）とカーデザイナー ファブリツィオ・ジウジアーロ氏（3月12日発売）が担当した。
また、wena 3をベースに時計メーカーとコラボレーションした「wena 3 -PROMASTER Edition-」（シチズン時計、11月27日発売）、「wena 3 -BRIGHTZ Edition-」「wena 3 -SEIKO Mechanical Edition-」（ともにセイコーウオッチ、11月27日発売）を発表した。
さらにセイコーウオッチは「wena 3」と共同開発した新ブランド「wiredwena」にて、レギュラーモデル2機種と、「攻殻機動隊SAC_2045」とコラボレーションした数量限定モデル2機種の全4機種を、2021年1月15日から全国のワイアード取扱店にて発売する。
電子マネー機能は、Suicaに初対応（11月下旬を予定）。iOS／Android OSともに利用できる「wena 3」アプリにてチャージ、発券、残高確認、利用履歴の確認ができる。なお、以前から利用できていた楽天EdyやiD、QUICPayなどの、おサイフケータイ対応電子マネーを利用する場合は、従来と変わらずAndroidスマートフォンユーザーは初期設定の際にiOS端末が必要となる。
wena 3のラインアップ
Suica対応など劇的進化したバックル部「wena 3」
前機種までは時計バンドの「コマ」部分に電子部品などが内蔵していたが、wena 3はすべての部品をバックル部分に集約。これによりバンド自体のデザイン変更が可能になった。大画面タッチディスプレーを搭載し、スマホの通知、スケジュール、独自アルゴリズムを採用した活動ログ機能（デュアル光学式心拍センサー、VO2 Maxの推定）、さらにAlexaを搭載した。
バックル部の素材はステンレススチール、ディスプレー部にはコーミング社のGorilla Glass、高輝度有機ELディスプレーを採用した。従来比で体積30%、厚み2..5mm小型化し、装着感を高めるためカーブドバッテリーとカーブドタッチディスプレーを搭載しつつも高さ90cmからの落下衝撃に耐え、5気圧防水という防水性能を保持する。
バンドとバックルが一体となったwena 3は、バンド部を「メタル」「レザー」「ラバー」と素材違いの3種を用意し、メタルとレザーはバックル部分のカラーを「シルバー」「プレミアムブラック」の2種類を展開する。
