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「イノベーションが希望を照らす」ファーウェイ胡厚崑(ケン・フー)講演解説 日本語訳

PR TIMES

ファーウェイ・ジャパン
※ 本資料は2021年2月23日(現地時間)に中国上海で発表されたプレスリリースの翻訳版です。

技術革新によるブレイクスルーでより良い生活、よりスマートなビジネス、よりインクルーシブな世界を実現


【2021年2月23日、中国上海】「Mobile World Congress Shanghai 2021」のオープニングセレモニーにて、ファーウェイ輪番会長の胡厚崑(ケン・フー)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が各国、企業、また世界の人々に与えた大きな影響と、このパンデミックに対抗するためにテクノロジーが果たす役割について基調講演を行いました。


「イノベーションとは、私たちが今日直面する課題をただ解決するだけのものではありません。それは明日に向けて光をともすための存在です。パンデミック収束の兆しが見えたタイミングで、イノベーションを通じて生活の質の向上、ビジネスのさらなるスマート化、よりインクルーシブな世界の創出をどのように実現できるかを切に考えていく必要があります」また、フーはデジタルテクノロジーおよびスキルへの平等なアクセスがないことで情報格差が広がっていたが、パンデミックによりこの状況は劇的に悪化したと述べました。「持てる者と持たざる者の溝を埋め、デジタルインクルージョンを促進するためのイノベーションに注力すべきです」

新型コロナウイルス感染症の流行により、デジタルインフラの構築にも多くの新たな要件が課されることとなりました。昨年にかけて、ファーウェイはキャリア各社と連携して170か国にまたがる300以上のネットワークの安定稼働に取り組んできました。インドネシアでは、新たなデジタル配信技術を採用して50,000を超える基地局を迅速に配備しました。中国の寧夏回族自治区では、ファーウェイの統合型ルーターで企業ユーザーにマルチクラウドへのアクセスを提供し、迅速かつ低コストでのクラウド移行をサポートしました。「社会の早急な回復が望まれる今、イノベーションは今の時代だけのものだという考えは捨て、明日を照らし、社会に大きな価値を創出するものだとして捉えるべきです。」

生活の質向上に向けたイノベーション
基調講演の中ではファーウェイの「Cyberverse」アプリの紹介も行われました。Cyberverseは5Gネットワーク、5G対応デバイス、およびAR技術を組み合わせ、リアルな森のシーンや宇宙空間のシミュレーションといったより没入感のある仮想体験を創出する高度なARアプリケーションです。新規開発されたこのアプリにはセンチメートルレベルで動作する高精度のポジショニング機能や膨大な計算能力、および5Gを通じた高帯域転送機能が搭載されており、仮想空間と物理的な現実をシームレスに統合させることができます。ファーウェイはCyberverseを通じて、教育、エンターテインメント、旅行、交通、ナビゲーションといった複数のセクターで新たな成長機会を作り出すことを期待しています。

よりスマートなビジネスに向けたイノベーション
近年、製造分野で5G、クラウド、AIなどのテクノロジーが重要な役割を果たすようになり、よりインテリジェントで柔軟性の高い運用形態への移行が進んできました。ファーウェイの東莞南工場でも、5Gスマートフォンの製造ラインで5GネットワークとクラウドベースのAIアプリケーションを使用して生産性の大幅な向上に取り組んでいます。

デジタル変革分野は新たな機会にあふれています。ファーウェイの予測によれば、2025年までに大企業の97%がAIを利用し、2025年には中国GDPの55%がデジタル経済由来、および世界のキャリア各社の収益の60%が産業系の顧客によるものへと変化するとされています。 フーはこれらの予測を現実のものにするためには、「すべての業界においてデジタル対応を加速させ、エコシステムを構築してデジタル経済で価値を創出することに注力すべきだ」と述べています。

ICTインフラのプロバイダーであるファーウェイは5Gのイノベーションに重点的に取り組み、全業界におけるデジタル変革推進をサポートしてきました。ファーウェイのイノベーションはテクノロジー、製品、応用という3つの領域に重きを置いています。
・テクノロジー:ファーウェイが新規開発した5G Super Uplinkソリューションは、アップリンクの速度をこれまでにないほど向上させ、インダストリアルインターネットにおける主要なボトルネックの打破に取り組む企業をサポートしています。
・製品:ファーウェイの完全統合型(コンバージド)5Gエッジコンピューティング製品は、エッジコンピューティング拠点を展開する速度を10倍高速化します。
・応用:ファーウェイのWireless X Labsでは、製造、医療、金融、交通などさまざまな領域のパートナーとともに5G技術のインキュベーションを行っています。これらのパートナーと共に、ファーウェイは各業界での効率的なデジタル化促進に向けて5Gをどう活用できるかを模索しています。

ファーウェイはまた、お客様およびパートナー各社と連携して5Gのイノベーション推進にも取り組んでいます。現在はエコシステムのパートナーと協力しながら、特定の業界ニーズに照準を合わせたデバイスの開発を進めています。お客様各社とのジョイントイノベーションと戦略的なパートナーシップを通じて、ファーウェイは企業向けの5G応用を一対多の形で広げていくことを目指しています。また、5G通信および業界標準に準拠しながら、5GtoB(5Gの企業向け事業)の応用をより迅速にスケールアップさせるための取り組みも進めています。

フーの講演では、パートナーおよび地域のキャリア各社とのコラボレーションにより、ファーウェイが20以上の業界で産業分野での5G応用に関する契約を1,000件以上獲得したことも触れられました。

よりインクルーシブな世界に向けたイノベーション
フーは講演で、「パンデミックの収束に向けた対策は進んでいるものの、新型コロナウイルス感染症が制圧されれば世界経済はK字型回復のリスクに見舞われる」と警告しました。フーは企業か個人かに関わらず、デジタルテクノロジーの恩恵を受ける者と受けない者の格差は今後拡大していくだろうと予測しています。バランスを欠いた発展を避け、情報格差を埋めてインクルーシブな成長を促進するためには、「イノベーション」の重心をより良い社会的価値を生み出すことへとシフトさせる必要があります。

この考え方はファーウェイの行動にも反映されています。地域ネットワークのインフラ建設プロジェクトではガーナの通信事業者とパートナーシップを結び、現在は同国の辺境地域に2,000箇所以上のRuralStar基地局を設置する計画を進めています。これによりガーナの通信網が83%から95%に拡大し、これまで回線が引かれていなかった地域で初となるネットワーク接続が実現する予定です。

同様に、HUAWEI CLOUDに導入された新開発のAIサービスをマレーシアの小規模企業が採用し、パンデミック時に従業員数を増やすことなく生産能力を2倍に上昇させたという事例もあります。

講演ではまた、医療従事者の分布が不均衡、従事者数の不足といった問題を解決するために、リモートでの超音波およびCTスキャンで5Gネットワークがどう使われているかについての解説も行われました。

講演の結びに、フーは「パンデミックによる打撃は大きいが、イノベーションが希望を照らす」と強調しました。現在取り組んでいるイノベーションを通じて、ファーウェイはお客様およびパートナー各社とのオープンなパートナーシップを保持し、引き続き各業界でのデジタル化を促進してより良い生活、よりスマートなビジネス、そしてよりインクルーシブな世界の創出に取り組んでいきます。

今年のMWC Shanghaiで、ファーウェイはホールN1でWireless 1+N、Home+、All-optical Bases、Cloud-network Smart Connectionsなどの7種類の新型ICTネットワーク構想と、究極にシンプル化されたサイトやギガビット対応の家庭用ブロードバンド、プレミアム専用回線、インテリジェントクラウドネットワークといった9種類の新製品/ソリューションを出展しています。

「MWC Shanghai 2021」は2月23日から2月25日まで上海で開催されます。ファーウェイの製品およびソリューションは、上海新国際博覧中心(SNIEC)ホールN1のブースE10、E50、E90でご覧いただけます。詳細はhttps://carrier.huawei.com/en/events/mwcs2021をご覧ください。


ファーウェイ・ジャパン企業広報部
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