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顔認証システムで入館、入室、ラック解錠までできる!

府中データセンターの推しポイント、IDCフロンティアのメンバーが語る

2021年03月01日 10時30分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII 写真●曽根田元

提供: IDCフロンティア

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 2020年12月に開業したIDCフロンティアの「東京府中データセンター」は、50MW/約4000ラックという規模を誇る同社の基幹データセンターだ。今回は府中データセンターを見学するとともに、IDCフロンティアのメンバーに府中データセンターの「推しポイント」について聞いてみた(インタビュアー アスキー編集部 大谷イビサ 以下、敬称略)。

写真で見るIDCフロンティア「府中データセンター」

 まずは写真を見ながら府中データセンターのスペックを押さえておこう。これまで白河(福島県)や北九州(福岡県)でメガデータセンターを運営してきたIDCフロンティアが、昨年12月にオープンしたのが東京府中データセンター。堅牢な武蔵野台地に位置する府中は、金融機関のデータセンターがいくつも集積しており、府中データセンターはこの立地に建てられた免震構造の鉄骨鉄筋コンクリートビルに構築されている。

地下1階地上7階建てのビルにある府中データセンター

特徴的なエントランス

免震構造を実現する鉛入りのゴムで建物を支える

サーバールームのある棟は免震ゴム上にあるので、隣の棟から浮いている構造になる

 延床面積は約4.5万㎡で、約4000ラックの収容が可能。これは白河や北九州のデータセンターに匹敵する規模で、もちろん都内では屈指の広さを誇る。受電容量も50MWとなっており、ラック当たりの平均電力は平均7kVA。最大で20kVAまで対応する高集積ラックも提供される予定だ。大企業やSIベンダーの利用のほか、大容量の電力を必要とするハイパースケーラーのニーズにも応える。

 もちろん、停電や自然災害に備え、6000kVAの発電機を最大12台まで設置できるほか、UPSや空調設備も冗長化が図られている。当然、ネットワークも冗長化されており、データセンター間は10Gbpsの大容量で相互接続することができる。

キャッピングによって効率的な冷却を実現するサーバールーム

6万6000Vの特高受電施設を装備。最大50MWという受電容量を実現

停電時に動作する6000kVAのタービン式発電機

同じく停電時に活躍するUPSはN+1の冗長構成

冷却設備。今のところチラーで十分間に合っているとのこと

 そして、府中データセンターの特徴は顔認証を用いた入館システムだ。ユーザーはカスタマーポータルから入館申請を行ない、現地のチェックイン端末で免許証などによる本人確認。初回時のみ生体認証を登録する。入館のためのフラッパーゲートは顔認証で通過でき、サーバールームへの入室は顔認証と生体認証を組み合わせることで高いセキュリティを実現する。また、ラックの解錠まで顔認証でできるのが面白い。

初回時にチェックイン端末で本人確認と生体情報の登録を済ませる

顔認証でフラッパーゲートが開く。なぜかドヤ顔のオオタニ

 古くて狭い既存の首都圏データセンターのイメージを刷新してくれそうな府中データセンター。そんな府中データセンターの魅力やIDCフロンティアならでのサービスの魅力をIDCフロンティアのメンバーが語ってくれた。参加してくれたのは、オンラインで参加してくれた営業本部の東郷雅志氏、恩蔵俊彦氏、サービス企画の菅野晋輔氏、データセンターを案内してくれた夏山歩氏、秋田谷優氏、そして運用を担当する鈴木寿明氏の6名だ。

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