ハンヴィーのスイッチにカバーをつけたい
ハンヴィーのダッシュパネルにあるスイッチにミサイル発射スイッチみたいなカバーを付けようとしたものの、形が合わず断念。既存のスイッチをミリタリーっぽくアップデートしようと思っただけなのに、スイッチを交換しなくちゃいけないという本末転倒気味なことになってしまいました。
これを付けるだけでただのスイッチがミリタリーテイスト抜群に! と思ったんですが、残念ながらそう簡単にはいかず。でももうすっかりその気になってしまったので、後戻りはできません。
コックピットパネルからスイッチを取り出します
というわけでカバーを付けられるスイッチを調達しなくちゃいけないわけですが、いい物を見つけました。たまたま家にあった航空機のコックピットパネルにカバー付きスイッチがいくつか付いていたのです。
カバー付きなのでもちろんカバーごと移植することもできるんですが、そうなると既存のスイッチに加えて手元のカバーも使わないというダブルで本末転倒となってしまうので、スイッチだけ使います。
ちなみに手元のカバーが真っ赤なのに対して、こちらのカバーの色はカサブタみたいな黒っぽくて暗い赤。色的には渋くて悪くはないのでとっておこうかとも思ったんですが、残念ながら表面が劣化して白っぽくなってしまっているので、これはポイします。
スイッチは2ポジション双投式でした
スイッチを外すため、パネルユニットをばらします。
バラしてみたらスイッチとコネクターしか入っていませんでした。コントローラー本体はコネクターの先にあって、たんなる操作パネルらしいです。もっとゴチャッと回路が入ってるのかと思ってたのでちょっとビックリです。
前回トグルスイッチの分類を書きましたが、このスイッチはレバーが両側だけに動く2ポジションで、接点が両側にある双投式でした。オルタネイト動作なので手を離しても止まったままになります。動作的にはよくある電源スイッチと同じです。
真ん中の端子に、端子間のショートを防ぐ絶縁シートが挟み込まれていました。こういうのが付いているのを見たのは初めてかも。
全体的にちょっと錆びていたり汚れたりしていますが、見た目には特に異常がないようです。動作的にも引っかかることなくパチパチ動きます。
ちょっと形が異なるカバー
ちゃんと通電するかはテストして見ないとわかりませんが、まぁ単なるスイッチなんで大丈夫でしょう……と思ったんですが、ここでカバーの方にちょっと問題が。外観はそっくりなのに内側の形が少し違っていたのです。
カバーを閉じた時、カバーの内側でレバーが押されて自動的に動くようになっているんですが、その部分の角度が違うという罠が。まさか中が異なっているとは思ってもみませんでした。赤いカバーの方が角度が急になっているためレバーの入るスペースが狭く、もしかするとレバーが引っかかって閉じ切れないかも……と。
まぁでもそうなったら削っちゃえばいいですし、どうしてもダメなら黒っぽい方のカバーを使うという手もあります。幸い、まだゴミ箱に残ってますし。いずれにしてもスイッチはこれしかないのでほかに選択肢はありません。カバー問題はおいといて、掃除に取り掛かります。
ブレーキクリーナーで掃除します
掃除には、クルマのブレーキのカスを落としたり金属パーツの洗浄に使うブレーキクリーナーを使用しました。
ブレーキクリーナーを使うときは手袋も必ず用意します。こびりついた油脂成分を速攻で溶かしてすぐ揮発するブレーキクリーナーは脱脂力がめちゃくちゃ高く、皮膚につくとカサカサになることがあるためです。
クリーナーの中にはプラを傷めないタイプもありますが、ウチにあるのはノーマルなクリーナーなのでプラはNG。なので容器はガラス製の物を使います。
容器内にシューっとスプレーしたら、ネジとロックナット、ワッシャーを浸けて10分ほど放置。そのあと歯ブラシと真鍮ブラシで磨きます。スイッチ本体はプラ部分がクリーナーで侵される可能性があるので、キッチンペーパーにブレーキクリーナーを染み込ませてゴシゴシ拭きました。
30分ほどかけて掃除をしてみたところ、新品とまではいかないもののかなりきれいになりました。汚れてても使用に問題はないんですが、やっぱりきれいな方がいいですよね。
次回、導通テストをしてオーケーならいよいよ取り付けです。
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