
ペットを飼ったことありますか?
みなさん、ペットを飼ったことってありますか? ワタシは1歳の誕生日に伯母からコッカースパニエルの子犬をもらい、ずっと一緒に育ちました。1歳なのでもらった時のことは覚えていませんけど、写真はしっかり残っていて、物心ついたころにはいつもそばにいる存在でした。一人っ子でも寂しさを感じなかったのは、兄弟のように育ったその子ががいたからかもしれません。
一昨年、飼い始めて間もない子ウサギを亡くしたときは典型的なペットロス症候群になってしまいました。落ち込みが激しく、もう二度と動物は飼わないと思ったほどです。
でも半年ぐらい経って悲しみが和らいでくると、そばに何もいないのが寂しく感じるようになったんですよね。それで犬か猫を飼うことにしました。ペットロス症候群から立ち直る一番の方法は新しいペットを飼うこととも言いますし。
迷ったのは犬にするか猫にするかです。犬は飼い慣れてるものの、毎日の散歩など世話がちゃんとできるかちょっと心配。猫は手がかからないと聞きますが、飼ったことがないので生態がよくわかりません。
で、「迷ってるんですよねー」みたいなことをSNSに書いていたら、猫を飼っている知人たちが猫の良さや飼いやすさを猛アピールしてきて、それに後押しされる形で猫に決定。それでお迎えしたのが、以前ちらっとご紹介した元保護猫のしーちゃんことしーぽんことCIWS(シウス)です。
猫を飼っているというアピールがしたい
しーぽんは小さい時に辛い目にあったのか、うちに来て1年経った今でも人が苦手です。それでも最初に比べたらずいぶん心を許してくれているようで、横に近づいてきて寝そべったり、指のにおいを嗅いだり、寝床にいる時は尻尾に触らせてくれたりぐらいはするようになりました。でも、しつこく触ると唸るし、近寄ってきたからといって触ろうとするとダダッと逃げてしまいます。
そんなデレツンちゃんですが、飼い始めたらこれまでペットを飼ってきた中で抱いたことがなかった感情が湧いてきました。ワタシ、猫を飼ってるんですよって言いたくなったんです。
「うちの子はこんなに可愛い」っていうペット自慢とはちょっと違う。「飼っていること」そのものをアピールしたいという。なんなんですかねこの感じ。なぜか言いたくなっちゃうんです。猫がいるんですって。
でも、そんな風に感じるのはワタシだけじゃないようです。

猫を飼っていることを強力にアピールできる自動車用マグネットステッカー
なんと、家に猫がいますと書かれた自動車用のマグネットステッカーが売っていたんです。まさにワタシの心の声そのもの。デザイン的にも黒猫のしーぽんに合っているし、即ポチってしまいました。
自動車用なら「猫が乗っています」じゃないの? とか、ストレートに「猫を飼っています」でいいんじゃないの? と思うかもしれませんが、ここはあえての「家に猫がいます」。この“だからどうした”感がたまりません。
代金の1%は動物保護に使われます
届いてからわかったんですが、ワタシみたいな人間を満足させる面白グッズというだけではありませんでした。実用アイテムでもあるんです。これは! と衝動買いしたため説明をよく読んでいなかったんですよね。
役に立つのは万が一の交通事故の時。運転者が意識不明になってしまった場合、自宅にいる猫は誰にも知られず衰弱してしまう危険があります。
そんな時でも、このマグネットステッカーが車体に貼ってあれば、もしかしたら救急隊員や警察官が気づいてくれるかもしれません。もちろん必ず保護してもらえるとは限りませんが、少なくとも救ってもらえる可能性は上がるし、希望が持てます。この、単なるジョークグッズではないところもお気にいりのポイントです。
さらに、ペットへの思いやり要素がもうひとつ。パッケージに「売上金の一部を動物保護団体へ寄付いたします」というシールが貼られているのです。メーカーのkakuo gadgetsのサイトを見てみたら、購入金額の1%が公益社団法人アニマル・ドネーションという団体に寄付されると書かれていました。

売上金の一部は動物保護団体に寄付されるそうです
同法人は寄付金を預かり、動物保護団体や盲導犬などを育成する伴侶団体、動物のための福祉活動などを行なう啓発団体に届けるのだそうです。しーぽんが保護団体に助け出された保護猫だったこともあって、少しでも動物のためになるなら嬉しい話です。
質感の高いマット調
マグネットステッカーはサイズが3種類あって、大きい方から縦横13.5cm、9cm、5cmとなっています。厚さは0.6mmで、初心者マークによくある厚さだそうです。

一辺が13.5cmあって、これなら後続車からもよく見えます
ワタシが買ったのは一番大きい13.5cmのタイプ。一番小さい5cm角のものは自転車やバイクにオススメとのことです。
表面はツヤのないマット調。ポリプロピレンのラミネート加工がされているそうで、傷も付きにくいし雨で濡れても全然大丈夫です。日本国内の工場で質感にこだわって作っているそうで、たしかに見た目や手触りからもそれが感じられます。
曲がった部分に貼っても大丈夫
自動車用なので、さっそくハンヴィーの後ろに貼り付けてみました。

ハンヴィーのリアハッチの隅にペタリ
リアゲートのAM Generalのロゴの横にちょうどいいスペースが空いてるんですが、ハンヴィーの真ん中から下はアルミ合金製なので磁石がくっ付きません。必然的に鉄製の上半分のどこかに貼るということで、うしろから見やすいこの位置を選びました。

後続車に猛アピール!
問題なのは、この部分は平面じゃなくて結構キツめなカーブを描いてること。曲面だと剥がれやすいし、ハンヴィーはつや消し塗装のため表面が少しザラついているので、そもそも磁石が付きにくい可能性もあります。

リアハッチの後部は上の方がググッと曲がった曲面ですが、落ちてしまうようなことはありませんでした
でもそんな心配は無用でした。厚さが0.6mmと薄く曲がりやすいためかピッタリくっついてくれます。マグネットシートは厚い方が磁力が強くなりますが、その反面シートが平らになろうとする反発力も強くなるので、曲面だとこのぐらい薄い方がいいのかもしれません。
走行も問題なし。このまま都内を10kmぐらい走ってみましたが、落ちてしまうこともなくズレたりもしませんでした。これなら気づいたら無くなってたなんていう悲劇は起きそうにありません。
後続車の人が猫嫌いだったりしたら申し訳ない気もしますが、これを見たことをきっかけに、猫に興味がなかった人が猫好きになるかもしれないですよね。そう願いつつ、今後は猫様を飼っていることを猛アピールしながらドライブしたいと思います。

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