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阿蘇までHondaでGO! 原付バイクの無料貸し出しサービスを使ってみた

2020年12月30日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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HondaGO BIKE STANDのサービスで阿蘇を堪能!

無料で終日バイクが楽しめる
HondaGO BIKE STAND

「エアポートホテル熊本」のHondaGO BIKE STAND

 サービスの名は「HondaGO BIKE STAND」。旅先でバイクの楽しさを味わってもらおうと、Hondaが実施するバイクの無料レンタルサービスだ。現在「HondaGO BIKE STAND」は、福島県猪苗代の「天神浜オートキャンプ場」、東京都渋谷区の「MUSTARD HOTEL SHIBUYA」、そして熊本の「肥後おおづ観光協会」と同じく熊本の「エアポートホテル熊本」の全国4カ所で実施している。ただし「天神浜オートキャンプ場」は11月~3月は冬季休暇中のため貸し出しはしていない。

 なお、今回の取材は10月31日~11月1日に大分のサーキット・オートポリスで行なわれたD1グランプリの取材も兼ねて行なったものである。

 利用できるバイクは施設により異なるが、多くは普通自動車免許でも運転できる原付1種(50cc)のスクーターか、よりパワフルな原付2種(125cc)のCUBが用意されている。バイクの免許がある人は原付2種を、持っていない方は原付1種を選択するとよいだろう。

エアポートホテル熊本のHondaGO BIKE STAND

エアポートホテル熊本。約3年前に建て替えを行なった

エアポートホテル熊本のロビー

ホテルまでのアクセスと周辺のマップ

 今回利用したのは、2ヵ所ある熊本の施設のひとつ「エアポートホテル熊本」。2016年4月に発生した熊本地震で被災し、建て替えをしたという新しいホテルだ。アクセスは空港からクルマで10分ほどの立地。残念ながら無料送迎バスはないため、空港から「エアポートホテル熊本」までは、レンタカーかタクシーを利用することになる。タクシー利用の場合、片道3000円ほど。レンタカーの場合だと時期にもよるが、小型車で6000円前後(日帰り)が相場のようだ。

阿蘇くまもと空港からJR肥後大津駅までの無料送迎バス

くまモンのイラストが描かれている無料送迎バス

 ちなみに熊本の空の玄関口である「阿蘇くまもと空港」から空港最寄り駅である「JR肥後大津駅」まで無料送迎バスが30分間隔で就航している。ここでお気づきだろう。阿蘇くまもと空港から無料送迎バスで行き、そこから徒歩6分の場所にある肥後おおづ観光協会まで歩きレンタルバイクを借りれば、無料で観光の脚が手に入るというわけだ。ちなみに「JR肥後大津駅」から「エアポートホテル熊本」までタクシーを利用すると1500円とのこと。

「エアポートホテル熊本」が常設する原付1種のバイク「TACT」

ジョルノ・くまモン バージョン

クロスカブ50 くまモン・バージョン

 「エアポートホテル熊本」が常設するバイクは、入り口付近に置かれた原付1種のスクーター「TACT」。Hondaは「くまモン」をモチーフにしたクロスカブや、ジョルノ・くまモン バージョンがあるので、折角ならそのモデルだったらいいのに……と思った。熊本の人からすると「今さらくまモン?」と思われるだろうし、大津町でくまモンのイラストなどを見かけることは少ない。だが県外の観光客としては未だ「熊本=くまモン」のイメージが強く、空港の土産物店はくまモングッズで溢れている。SNS的にも映えることからも、ぜひ検討してほしい。

エアポートホテル熊本の入り口近くにあるHonda GO BIKE STAND

バイクのほかに貸し出されるヘルメットとグローブ

ヘルメットには大津町のステッカーが貼られていた

ヘルメット、グローブともにLサイズのみ

バイクと共に貸し出される防寒具

貸し出される防寒具を身長185センチの筆者が着用した様子

袖などにはHondaGOのロゴが入っている

 「エアポートホテル熊本」のHondaGO BIKE STAND利用時間は朝9時から夕方5時までで、ホテルでの宿泊が条件となる。基本的に事前予約が必要だが、空きがあれば当日利用も可能だ。貸し出しはバイク本体のほかに、ヘルメットとグローブ、防寒具も一緒に手渡される。なおバイクを運転する際は、万が一の事故を考えて肌が露出した格好は避けた方がよいだろう。ヘルメットとグローブは共にLサイズのみなので、人によっては装着できない。事実筆者はヘルメットを被ることができなかった(取材は万が一を考えてヘルメットを持参)。安全性の面でもヘルメットのサイズ展開が増えることを希望したい。

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