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欧州のコネクテッドカー出荷台数、加速が進む

PR TIMES

Counterpoint Technology Market Research Limited
2020年第2四半期の欧州におけるコネクテッドカーは、4/5台が4G LTEを採用。2020~2025年の間に、欧州では6,900万台の新たなコネクテッドカーが出荷される予測に。

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、欧州におけるコネクテッドカーの出荷台数は、ここ5年の急速な伸びをうけて、今後もCAGRで12%の成長が期待され、2020年から2025年の間に累計6,900万台が出荷される見通しであるという調査結果を含むSmart Automotive serviceによる最新調査を発表致しました。


この成長と出荷台数速度は、純正品のインターネット接続を搭載した乗用車の数字に限った話です。大多数のコネクテッドカーは、2025年までは、引き続き4Gを搭載したテレマティクス制御ユニット(TCU)を採用する見込みですが、但し、5Gネットワークの普及が進むため、4Gのシェアは2022年以降減少すると見られています。

各地域における最新コネクテッドカー機能搭載について、カウンターポイント社リサーチアソシエイトのFahad Siddiqui氏は以下の通りコメントしています。
「欧州市場は、COVID-19の影響で、2020年第2四半期に前年同期比41%の減少に見舞われた。コネクテッドカーの出荷はドイツが先頭を走り、これにフランスと英国が続いている。自動車事故への対応を早めるためのeCall(自動緊急通報システム)の欧州での義務化によって、ここ数年TCUの搭載が著しく伸びている。」

2020年第2四半期における欧州のコネクテッドカー市場シェア – 自動車グループ別


カウンターポイント社調査担当VPのPeter Richardson氏は以下の通り付け加えています。
「トップ3社である、フォルクスワーゲン、PSA、ルノー日産連合は、欧州におけるコネクテッドカーの出荷のほぼ半分を占めている。それは、この3社が欧州における乗用車販売においてリーダーのポジションにいることに他ならない。例えば、フォルクスワーゲンのGolfとTiguanはドイツにおけるベストセラー車であり、PSAのPeugeot 208とCitroen C3はフランスにおけるベストセラー3車種にランクインしている。また、高級車を製造するダイムラーやBMWも、eCallが義務化するよりはるか以前から、コネクテッド機能の提供に積極的である。」

カウンターポイント社のSmart Automotive Reportでは、コネクテッドカーに採用されるセルラー技術の種類についても言及があり、接続方法という視点で、シニアアナリストのAman Madhok氏は以下の通り述べています。
「2020年第2四半期には、4G LTEが接続方式の第一の選択肢であり、この四半期に出荷された車の5台に4台が採用していた。しかし、欧州でも発展途上の地域では、OEM各社はeCallの基本部分のみに対応させており、それには十分な2G/3Gもいまだに相当数利用されている。それでも、5Gの開発は欧州で加速しており、大手自動車メーカーはC-V2Xの試験を実施している。2025年には、欧州のコネクテッドカーの5台に1台は5G対応になるだろう。」

包括的で詳細な Global Connected Car Tracker 2020 は、report.counterpointresearch.com をご参照ください。最新調査、分析、プレスリリースに関するお問い合わせは、お気軽にpress(at)counterpointresearch.comまでお寄せください。

【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/