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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第55回

スマホ連携できる街乗りEV「Honda e」にクルマの未来を見た!

2020年11月15日 12時00分更新

文● 矢田部明子 編集●ASCII

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なんと車内に水槽が!?
大迫力のディスプレーが楽しい

 続きましては、内装です。過ごしやすさやデザインなどをチェックしていきましょ~!

明るく、カジュアルな雰囲気はリラックスして過ごせます

 シートがソファのようなデザインなので、部屋にいる感じがします。骨盤からすっぽりと支えてくれるので、長時間運転していても疲れにくいのです。コンソールなどが木目調になっているのも、車内を暖かい雰囲気にしてくれます。

なんといっても一番の魅力は迫力満点の大パノラマディスプレー。待受を好きな画像に変更できるのもスマホっぽくてGoodですが、オススメは水槽に魚が泳いでいる様子が写し出されるアクアリウムモード

画面を長押しするとエサが出現し、魚が群がります。もはや車の中で魚を飼える時代なんですね

ラゲッジルームの下の収納スペースには、充電キットがありました

ラゲッジルームは、スーツケースが2個くらい入ります。後席を倒すとこんな感じになります

それではここで、矢田部恒例行事の「寝そべってみました in Honda e Advance編」。158cmの私が寝そべると、膝を少し曲げる感じです。後席はスライドできませんが、フラットになるので荷物は積込みやすそうです

 また、スマホと「Honda e Advance」を連携させると、遠隔でエアコンをつけることができるほか(これで車に乗って車内がモワッと暑くなるという現象がなくなります)、スマホのNFCをかざすと鍵が開いて、さらに車内にスマホを持ち込み、指定の位置にかざすとエンジンがかかります。愕然……。小さい頃、漫画でみた未来の車が目の前にありました。

 試乗しましたが、軽快で、小気味良く走ってくれました。発進はガソリン車のように、アクセルを踏むと次第に加速していきます。そして、舵角50度の実力がすごい! 想像以上に曲がります。たとえるなら、自転車で角を曲る時の感覚です。車両の両端にサイドミラーが付いていないので、車両感覚もつかみやすく細い道もグイグイ行けます。

車内両端のディスプレーがサイドミラーの役割を担っているのですが、とても見やすいです。かなり鮮明に写し出されるし、雨の日は水滴が付かないので視界がクリアで安心です

【まとめ】「Honda e Advance」は、運転に慣れていない方や
おもに普段使いを検討されている方にオススメ

 小回りが効いて運転もしやすいので、運転に慣れていない方にオススメです。ホンダセンシングもついているので、安全面も抜かりありません。一方で、驚くほど細い道をスイスイ曲がれ、今まで乗ったことのない不思議な感覚を味わえます。スピードを出して楽しむとは、また違った面白さがありました。 デザインも特徴的で目を引くので、街を走っていると注目されると思います。なにより1000台(今のところ)しか販売する予定がないので、プレミア感がありますよね。

 ヨーロッパを中心に売り出すそうなので、このHonda eがイタリアなどを軽快に走る姿が見てみたいなぁと思います。

 「Honda e Advance」試乗記はYouTube「矢田部明子のガレージライフ」でも公開していますので、よろしければご覧ください。

■関連サイト

筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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