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T教授の「戦略的衝動買い」 第605回

電気不要で物理的にロックする「USBメモリセキュリティ」を衝動買い

2020年10月29日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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解錠のための3桁の番号は、側面の設定ボタンを先の尖ったもので押しながら任意の番号をセットする。忘れるとけっこう面倒だ

2つのギミック、USBメモリーロックと金属ワイヤーロックを搭載

 まずUSBメモリセキュリティを使い始める前に設定すべきことは、USBメモリセキュリティからUSBメモリーを取り付け取り外しするためのユーザー独自の3桁のPINナンバーを決定して設定することだ。

 USBメモリセキュリティも、ごく一般的なワイヤーナンバーロックやアタッシェケースのナンバーロックキーと同様、ボールペンの先のような尖ったもので設定ボタンを押しながら忘れることのない任意の3桁の数字を設定する。

 多くは自分や家族、ペットの誕生日などを設定するのが普通だろう。スマホのPINナンバーの4桁〜8桁より少ないたったの3桁なので、確率的には根気のある人が1000回試すと何時かは開いてしまう。しかしそれほどスムースに回転するダイアルでもないので、なかなか全組み合わせのトライは根性と気合がなければ不可能だろう。

USBメモリセキュリティは一つの3桁PINナンバーでワイヤー施錠とUSBメモリー施錠の2つの機能を実現できるの

 実はこのUSBメモリセキュリティは、3桁のPINナンバーの設定だけで、Type-Aプラグの2つの穴を利用したUSBメモリーロックと、USBメモリセキュリティをどこかほかの場所に結わえ付けるための金属ワイヤーの施錠解錠の2つの役目を果たしてくれるギミックが搭載されている。

USBメモリーの施錠解錠はメーカーロゴのある表面ではなく、裏面から見えるダイアルで3桁のPINナンバーを合わせて解錠する

 USBメモリセキュリティには表面と裏面があり、サンワサプライのロゴが記されている方が商品の表面だ。USBメモリーのUSBメモリセキュリティへの取り付け取り外しは、実は表面から見たPINナンバーの設定ではなく、企業ロゴのない裏面に見える3桁の数字が施錠解錠番号となる仕組みだ。

ワイヤー施錠解錠は表面から見る3桁のダイアルでPINナンバーを合わせて解錠する

 今回、筆者は7-0-9という3桁のPINナンバーをセットしたので、裏面側に表示される3桁の数字が7-0-9の並びに合わせるとUSBメモリーの取り外しが可能となる。そしてワイヤーロックの施錠解錠はUSBメモリセキュリティの表面から見た3桁のPINナンバーが7-0-9の並びになれば施錠解錠できるのだ。

解錠の時にはワイヤーを中央寄りに引っ張りよせて大きな丸穴から引き抜く

 ワイヤーロックは解錠時に片側を引き抜く構造だが、施錠時にもPINナンバーは解錠時のままダイヤルを回さずにロックする必要がある、施錠時はワイヤー先のボールをUSBメモリセキュリティの上部の丸穴に押し込めば自動的に横にスライドしてロックできる。しかし解錠時はワイヤーを横に引っ張りながら引き抜く操作が必要だ。

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