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ASRockゼネラル・マネージャーのChris Lee氏が語る、コラボメモリーのこだわりとは

ASRockとG.SKILLのコラボメモリー「SNIPER X STEEL LEGEND Edition」の実力をチェック!

文●藤田 忠 編集●市川/ASCII

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「SNIPER X STEEL LEGEND Edition」

 ASRockとG.SKILLのコラボレーションによって誕生した「SNIPER X STEEL LEGEND Edition」は、インテル、AMDプラットフォーム問わず、定番マザーボードのひとつになっているASRock「Steel Legendシリーズ」に最適化されたパフォーマンスと、ベストマッチなデザインを備えるDDR4メモリーだ。G.SKILLの高い安心感とともに、定番・鉄板メモリー入り間違いなしといえるアイテムとなる。

 【ASRock、G.SKILLとのコラボメモリー 「SNIPER X STEEL LEGEND Edition」】というタイトルを見た瞬間、"待っていました!"と心の内で叫んだ人が日本国内に続出したのではないかと勝手ながら思っている。

 これから自作PCを組む人だけでなく、すでにSteel Legendシリーズで魅せるPCを組んでいる人も注目のSNIPER X STEEL LEGEND Editionを、さっそく触ってみた。

SNIPER X STEEL LEGEND Editionは、AMD Ryzenと相性抜群の3600MHz駆動に対応する

B550 Steel Legendでパフォーマンスをチェック!

SNIPER X STEEL LEGEND EditionをB550 Steel Legendに搭載し、パフォーマンスをチェック

 デザインとパフォーマンスにこだわりつつ、コストも抑えられるDDR4-3600駆動メモリーのSNIPER X STEEL LEGEND Editionを、実際に搭載して試していこう。

 ここではメモリークロックの影響が大きく、標準で3200MHzに対応するAMD Ryzenプラットフォームの「B550 Steel Legend」を用意。DDR4-3600 CL18-22-22-42 8GB×2枚の「F4-3600C18D-16GSXAS」を搭載して、JEDEC準拠の2666MHz CL19と、3200MHz CL22時とパフォーマンスを比べてみた。

 なお、AMD Ryzen環境のCASレイテンシー設定は偶数しか設定できないので、JEDEC準拠のDDR4-2666はCL19ではなく、CL20動作になる。

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 7 3800X」
(8コア/16スレッド、3.9~4.5GHz)
マザーボード ASRock「B550 Steel Legend」
(AMD B550)
メモリ G.Skill「F4-3600C18D-16GSXAS」
(DDR4-3600 8GB×2枚)
ビデオカード ASRock「Radeon RX 5700 XT Challenger Pro 8G OC」
(Radeon RX 5700 XT、GDDR6 8GB)
SSD Western Digital「WD WD Blue SN550 1TB(WDS100T2B0C)」
(NVMe M.2、1TB)
電源ユニット Seasonic「SSR-750PX」
(80PLUS Platinum、750W)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit」

8GB×2枚セットの「F4-3600C18D-16GSXAS」を搭載した

クロックはDDR4-3600の1800MHzにかなり近い1796.4MHzで動作していた

3600MHzの優位性があらゆる場面で確認できる

 まずはCPUベンチマークの定番である「CINEBENCH R20」を試すと、DDR4-3600、CL18動作のF4-3600C18D-16GSXASは、コスト重視で組む際に選ぶことが多いDDR4-2666 CL20から、Single、Multi Coreともにわずかだがスコアを伸ばしている。

「CINEBENCH R20」の結果

 続いてはCPUパフォーマンスに出た性能差が、日常用途やビジネス、クリエイティブ用途に影響するのか、PC全体のパフォーマンスをチェックする「PC Mark10」で確認しよう。

PCMark 10

 ここでも同様にメモリー性能がスコアに影響しており、F4-3600C18D-16GSXASの総合スコアは約4%アップしている。

 テストグループのスコアも優秀でアプリケーションの起動時間を計る「App Start-up Score」や、1対1や多数とのビデオ会議を試す「Video Conferencing Score」などを行なう「Essensials」のスコアは10742になっており、とくに「App Start-up Score」は3600MHzの高クロックと、CL18動作が影響してか、3200MHz、CL22動作時からもスコアを伸ばしている。

 同じく、表計算(Spreadsheets Score)や、文書の作成処理(Writing Score)をシミュレートして、ビジネスシーンでの性能を測る「Productivity」も優秀で、2666MHzからは6.5%程度スコアアップしている。

 写真や動画といったコンテンツ制作時のテストとなる「Digital Content Creation」のスコアは、写真のフィルタリング処理をシミュレートする「Photo Editing Score」がいまひとつ奮わず、2666MHzや3200MHzのスコアを下回ってしまった。3200MHzは、2666MHzからしっかりとスコアを伸ばしているので謎だが、「Digital Content Creation」のテストはメモリークロックの影響は少ないところではある。

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