■「razr 5G」日本上陸は期待できそう
松原社長は「razr 5Gを日本のお客様にお届けできるよう、現在準備を進めている。razr 5Gは大画面を折りたたんでポケットに入れられるだけでなく、質感の高い素材や画期的なヒンジ機構など、モトローラ製品のクオリティの高さを実感いただける製品。是非楽しみにお待ちください」と語る。これは相当、期待しても良いだろう。
松原社長が3つ目の軸として考えているのが、日本市場特有のニーズをとらえた製品の展開だ。
「防水やFeliCaだけでなくサイズ感やデザインなど日本のニーズに向き合った製品を出していきたい。日本にはいろいろお客さんがいて、様々なニーズが存在する。1つのモデルで全てのニーズを捉えることはできない。より深掘りしてニーズを見極めていきたい」という。
ただ、日本仕様を取り込んだ製品となると、グローバルの発表、発売からどうしても時期が空いてしまうことがある。結果、日本のユーザーとしては日本上陸した頃には目新しさに欠け、購入意欲が減退しているということも多い。
松原社長は「グローバル発売後、すぐに日本で発売するには苦労を強いられるが、オペレーションで慣れていき、タイムラグなく、発売できるようにしたい」と意気込んでいる。
この連載の記事
-
第196回
トピックス
F1の裏に“レノボ”あり 500TBのレースデータを高速処理 -
第195回
トピックス
格安スマホ、キャリアより「シンプルで安い」とふたたび注目 -
第194回
トピックス
中国スマホメーカー、日本への攻勢強める 格安折りたたみスマホで勝負 -
第193回
トピックス
ドコモが狙う“スマホの次“ iPhoneから「Vision」の時代へ -
第192回
トピックス
KDDI「povo」世界進出へ “黒子に徹する”新ビジネスとは -
第191回
トピックス
スマホ基地局を安くする ドコモとNECが世界展開する「オープンRAN」とは -
第190回
トピックス
KDDI対ソフトバンク “快適な5G”競争に本気出す -
第189回
トピックス
ドコモはユーザーの期待を裏切らないよう、品質改善に資金をつぎ込んでいくべきだ -
第188回
トピックス
楽天・三木谷氏、モバイルの次は“AI” アマゾンとの違い強調 -
第187回
トピックス
能登半島地震、携帯キャリア“異例”の共同会見 ライバル同士が手を取り合い、復旧活動する時代に? -
第186回
トピックス
ソニーのXRは圧倒的に解像度が高かった アップルと違い、クリエイターに特化した作りに - この連載の一覧へ